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更新日:2021年12月10日

議会活動

コロナ禍での街づくり

12月いtパン質問

○9番( 笠原俊一君 )9番 笠原俊一でございます。今日は女性の議員に囲まれての質問になります。また、ほかの議員の方に迷惑にならないように、質問・答弁合わせて1時間を守って質問をしていきたいなと、このように思っています。

 さて、今回の質問は、コロナウイルスが人類史上最悪の被害をもたらし、国内での経済活動や社会活動、また生活様式に大きな影響が起きたことから、当町での対応についての2項目、質問を上げさせていただきました。

 まず、1項目めの質問なんですけれども、今、これは第四次葉山町総合計画後期基本計画ということで、山梨町長の大きな顔が写っておる写真をアップさせていただきました。毎年、年の年度の初めに、新年度の予算と同時に、町の事業方針は町長施政方針として、社会情勢に適応した計画として公表されております。さらに、葉山町の最上位計画は総合計画であり、10年間の計画の後半4年間の基本計画と実施計画が2021年、今年の4月からスタートしております。そして、総合計画の後期基本計画策定に当たりまして、町長はここに書いてあるとおりの発表をされております。そして、その中で特に注目すべき点は、後期基本計画に掲げる施策にその影響を踏まえた対策を十分に考慮し、反映され…失礼、こっちじゃなかったか。コロナウイルスだとかね、そういった問題を踏まえてですね、行政の組み立てをしていくと、こういうようなことが書かれているので、ちょっと読まさせていただきます。

 「平成27年に国連で採択されたSDGsは、国内でも官民の共通テーマとして広く認知されるようになりました。また、風水害の激甚化やマイクロチップの海洋汚染問題、新型コロナウイルスによる感染の脅威など、頻発する様々な問題・災害への対応は、日本のみならず国際社会における協調した取組の必要性が強く認識されました。そして社会はこれらに向き合い、柔軟に迅速に変化しています。新しい生活様式に対応する暮らしや働き方、また教育や福祉分野などでは、様々な場面でデジタル化・ICT化を進める必要性が顕在化いたしました。そして、このように日々変化する社会情勢に地方自治体も柔軟に向き合い、対応し、解決に貢献すること、そして、町民の皆様の豊かな暮らしや福祉の向上に努めることは、私たちに課せられた期待であり、当然の責務であると考えます。」と、こういうふうに書かれていますので、コロナが始まってまだすぐの1年ぐらいのときなんですが、もう既にコロナウイルスの影響からの変化に、社会情勢の変化があるんだと、そして、町のほうの方向もこれに順応した対応をつくっていかなきゃならないんだと、こういうことが書かれていまして、総合計画の中にいろんなものが変化があったのかなと。まだこれは議会側としても、ましてや議長が当時の委員長さんとして第四次の計画に当たってのときは、コロナというものがまだ出てなかったんじゃないかなと思いまして、しかしながら、最後に町長がこの策定の発表をされたときには、もうコロナウイルスが出てきていたということで、総合計画の中にも入れ込みができてないんだけど、やらなきゃいけないと、こういうことが書かれてありました。

 そこで、私のほうは、そういったことを前提にして、町がこの総合計画、あるいは町の新たな生活様式の変化だとか、そういったものに対応しながらの計画を立てられたのではなかろうかということを前提にして質問をさせていただきたいわけですが、もう既に総務部長のほうからの聞き取りでいろいろ話は聞いておるわけでございますけれども、実際に社会の情勢の変化、特にコロナウイルスによる生活様式の変化について、町の調査・分析というものについて、まずお伺いをしたいと思います。いかがでしょうか。

○総務部長( 町田 伸君 )今回、笠原議員から通告をされた質問について、私のほうで趣旨をお伺いした流れの中で、ちょっと私のほうで答弁をさせていただきたいと思います。

 実際に具体的な調査をしたかということに対して、ストレートにお答えをしますと、何か町民に対してアンケート調査、実態調査をしたということは、今現在は行ってございません。ただ、各所管が住民等と接する中では、いろいろとそのコロナ禍を受けて生活の様式が変わっているということについては、個別具体には把握しているところでございます。

 例えば、テレワークの状況等については、町の職員等については、状況は把握しておりまして、その他の団体が実施している調査等の結果については、こちらでも把握はしておるところでございます。

○9番( 笠原俊一君 )そうしますとね、やっぱり総合計画策定に当たってということで、ここにも書いてあるんですけど、今度は3ページのほうですよね、これの中のね。こっちには映し出してませんけども、「本後期基本計画に掲げる施策等にその影響を踏まえた対応を十分に考慮し、反映させ切れていない部分もあり」というふうに書いてあるんですけども、「今後この状況に応じては、計画の変更や見直しなどを含め、柔軟に対応することが求められることも想定されます。」と、このように3ページにも書いてあります。十分に踏まえた対策を十分にできてないということは、この中でもうたっていて、今、部長からの答弁のとおりなんですけども、やはり昨日までの議員の質問の中では、非常に葉山愛というか、葉山の環境の利用とかね、また非常に1番議員の質問の内容と私は重なってきてしまうんですけども、葉山のこの今後の生きていく、少子・高齢化の時代でも残っていくためには、どういったことの検討が必要かということが大事だと思っているわけですね。

 そこでね、やっぱり町独自の調査というものが、実際には生産人口、要するに税金を納めていただく方たちの動向というものが、町独自として、日本全国いろんな報道で見るのは、聞くのは、それはいいんですけども、町独自の調査として、町の今後を憂えるというか、考えていくためには、町独自のいろんな対応、調査というのかな、そういったものが必要なんじゃないか。

 例えば、昼間人口が今までは非常に少なかったと。要するに、昨日のほかの議員からもありましたけれども、葉山の町は学生だとか働く方が首都圏に出て行く。私はずっとね、出稼ぎの町だと言っていたんですけども、まさしくそれが出稼ぎに行かなくても、町の中で事が済んでしまうと。

 私のほうも20年以上前に、将来のパソコンだとかの普及ということで、湘南リゾートオフィスの構想の中の出資の仲間ということで、そういったものを立ち上げた一人でございまして、それももう20年、30年、守屋町長の時代でしたから、かなり前にそういう予測をしていた。ただし、コロナがあるということは予測していなかった。時代の変化の中で、コンピューターを使いながらの生活様式が大きく変わる。仕事の様式が変わってくるんだという認識の中で、一色にサテライトオフィスというのがどれみ幼稚園の並びにあります。それは知っている人は知っているかもしれませんけども、そうした将来のコンピューター社会の中を見据えた、そういった施設を造った方がいて、我々は応援したというような経緯がありますので、今はまさにそれにプラスするような形で、コロナという形のものが蔓延をして、もう本当に世界中が大騒ぎ。そして、我が町でも働き方、さっきも言ったように首都圏に働きに行かれる方、ちょっと言い方は悪いですけど、出稼ぎの町というか、そういった方が葉山に滞在しながら仕事をしている、リモートワークですね。そういったことから、葉山のいろんな課題というものが、昨日もあったとおりなんですけども、変わってきたんじゃないかと、その分析をどういう形でされているのか。

 例えば、道路の渋滞のところとかね、あるいは、逗子駅の鉄道の輸送力増強のメンバーに一応首長はなるはずですから、その中の通勤・通学の動向だとか、そういったものを見て、果たして葉山の町の働いている人たちは、どのような変革があったのかなということがリサーチできているんじゃないかなと思って質問をしたわけですけども、何にもやってないということですか。

○総務部長( 町田 伸君 )私の直接的な所管ではないんですが、町の職員の働き方の参考というところでいろいろと調べているところはございます。今、笠原議員がお言葉にありましたテレワークのことについて1つ御紹介をさせていただきますと、例えば、これは東京都が実際に行った今年の8月に調査した状況なんですけれども、都内の30人以上規模の企業を対象に調査した結果、テレワークの実施率は65%、6割を超えている企業がテレワークを実施している。テレワークを実施した実際の社員数も半数を超えて54%の社員がテレワークを実施しているという、まず1つの調査結果がございます。

 本町において独自の調査をしているか、していないかというお尋ねなんですけれども、独自と言えるかどうかは分からないんですが、各種国が実施している統計調査は、本町単位でも実施をしております。一番一般的なものは、国勢調査というものを、5年に一度ですけれども、実施をしておるところでございます。少し古いんですが、平成27年度国調の人口の動きも先ほど御指摘がありましたけれども、常住人口、夜間人口が3万2,000人、ざっくりとした数字で申し上げます。昼間の流出人口ですね、通勤・通学に出ている人口が1万1,000人というところで、その中で1万人近くの方は、昼間、通勤で葉山から出ているというのが国勢調査の結果で出ております。昼・夜間の人口比率で言うと、27年度の国調で言うと75%というところで、2割5分の方は日中いなくなってしまうというのは、本町の単位での調査結果で出ております。

 東京都のテレワークの実施状況とこの本町の昼・夜間の人口のデータを突き合わせるとですね、1万1,000人、1万人近くの方が、東京とは限らないんですが、多分横浜、東京に多くの方が勤めに出ている中で、6割以上の企業がテレワークを実施しているとなると、多分コロナ後には、今まで東京に出ていた方が一定割合の方は葉山に残っているのではないかということは、本町としては推計として、傾向としてはそのような状態になっているのではないかということで分析をしておるところでございます。

○9番( 笠原俊一君 )私もね、自分の家族、あるいは自分の関係するいろんな団体だとかがしてますので、そういった中では肌では感じているんですね。かなりの人が葉山の中でこういうテレワークだとか、都会に行かなくても済むような仕事体系に変わってきてるんだなということは、実感はしているんですけども、本来であれば、やはり財政的な影響も出てくる、社会的な状況もいろんな形で出てくるので、今、町田部長のほうからいろんな情勢を分析してということはあるんですけども、やはり何らかの形で町独自に、実際にまず自分のことを知らないといけないということの中からは、何らかの形で独自に調査をしていくという必要性を私は感じているんですけども、いかがでしょう。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )そうですね、総務部長、答弁させていただいたとおり、5年に一度の国勢調査、その後ですね、数年ブランクが空きますので、それについては、住民基本台帳のプラス増減をしながら次の国勢調査に備えるというのが、昨日、伊藤航平議員からお示しいただいた統計はやまの作り方になっております。

 あとはですね、当然予算を運営しておりましても、例えば生ごみ処理容器は補正を組まさせていただいた、それから危険木の伐採、御自宅の近くにあるもの、そういうものの助成申請が増えているということで、自宅にいらっしゃる時間がかなり増えているのかなというような分析はしてございます。

 ただ、コロナがきっかけになって、人々のその生活スタイルがですね、変わってきた、それが定着するかどうか。例えば在宅で勤務につきましても、大手の一流企業がですね、自社ビルを売却する、もしくは貸し出すというような情報も新聞等で目にする機会が増えてまいりました。今度、第五次の総合計画をやるときにはですね、当然細かいそういう分析の基になるようなアンケート調査、それからワーキンググループ、当然そういうことも、今度は基本構想からのつくり込みになりますので、機会を捉えてそういうアンケートをする必要があるというふうに思っております。

 ただ、その中間でですね、もしそういう、例えば様々私どものほうの行政内部でいろいろな個別の計画をつくっているようなところにアンケート調査をやれば、それは横の連携でいろいろな情報についてはですね、各部で共有するような取組をしてまいりたいと思っております。

 ただ、それぞれの分析、詳細な分析とまではいきませんけれども、やはり予算に出てくる状況、それから、例えば道路の話も出てまいりましたけれども、混雑状況、今年についてはコロナがですね、回復基調にあるということで、道路のですね、交通量調査もやったというふうに聞いておりますので、そういう情報の収集などにも努めてまいりたいと考えてございます。

○9番( 笠原俊一君 )安心はしたというか、少し遅いのかなという、第五次、あと4年後ですよね。そうすると、本当にこの中にも、町長のコメントの中にもあるんですけども、社会情勢、生活様式で大きく変化しているということが考えられる中で、全く違ってきちゃうんじゃないかなというようなことも、またIT化がもっと進めばね、全く行かないで、お金のほうも電子マネーでとか、銀行に行かなくてもと。先ほど言いましたリゾートオフィス構想といって、もう守屋さんが町長のときでしたから、町長の時代に民間の我々がちょっとやってたということでね、そのときはどうしてもやっぱりコンピューターが進んでいっても、経営者でもどうしても銀行だとか、そういった決済ということで銀行に行かなければいけない、首都圏にも行かなきゃいけないということを考えると、週に一、二回はどうしても行かざるを得ないということがあったんですね。

 もう少し、もっと大きな変革になってくると、そういったことも行かなくても全て済んでしまうようなことになってしまうのかなというような思いもしているんですけども。今、例えば買物なんかでもネット通販だとかね、見て、物を手で触れて買わなくてもいいような時代になってしまっている。だから世の中、その前の時代ではね、物を触ってみて、着てみてとか、そういった時代だったのが、もうかなりカタログショッピングというか、ネットを通じて買っているような、私もそういうことをたまにしますけども、時代が全く違ってくるんじゃないかなという、あるんですよね。

 このコロナということで、外に出ない、なるべく都会に出ない、葉山で滞在しながらということになると、ちょっと違ってくるんじゃないかなという思いがして、いろんなことを展開していくわけなんですけども、ここからは、今の初めは、こういう世の中は変化しましたよ、町長が自ら言ってますよ、認識は皆さん持ってますかということで聞いてます。そして、その中には、総合計画の第四次の中には、コロナでこういうことを確実にやっていくということは、まだ明記された部分を私は見つけることはできませんでした。ですから、これは、伊藤部長のほうからは、五次に向かってはそういったことも必要だと。でも、それ、五次で間に合うのかなという気もしないではないんですよね。

 それは、昨日もあったんですけども、葉山っていろんな特性があって、住みたいまち、さっきも話がありましたランキングがある。じゃあ何でかな。これをそれじゃあ伸ばしていく方策を考えなきゃいかんな。町のトップ、我々議会も承認をするほうですから、併せて町の将来のなりわいというもののプラスアルファ、これはまた後のほうでやるつもりなんですけども、今日はね、山梨町長が触れて、90年のあゆみ、80年のあゆみだと、こういうのを持ってきてます。こういったものを後のときにちょっと示しながら違う角度でやるんですけども、いずれにしても、私のほうもいろいろ自分の剣道の教え子だとかいろんな人を見ていると、やっぱり子供の子育て環境に非常にいい場所だということで越してきた、こっちに住んだというのがあって、昨日頂いた中ではね、飯山君の中でアンケート調査、どこだったっけな、どこかよその町でアンケート調査、東京圏に住みたいまちの1位から5位まで書かれていたという話の中に、子供の子育てのためということが言っておられた。その中で、私のほうは、非常に環境がいいのは当たり前のことで、子供たちの教育だとか、遊ばせるとか、非常に葉山って環境がいいんだと、そういうことから引っ越してきましたということを結構聞いているんですよね。いろんな、肌で感じている。昔の孟母三遷の教え、子供の教育のためには場所をいい場所にすると。これは稲垣教育長の教育的な観点だと思うので、それは後で楽しみにしといてください。

 そういうことで、子育てのために、やっぱり越してくる。そして、コロナなので、都会でリモートでやらなくて、どこでもいいんだと、田舎暮らしでもいいんだと。でもあんまり田舎だと生活が自給自足になってしまうので、そこまではちょっと嫌だよと。非常にいい形の中で葉山というのは海も山もある。そんなところで、なるべく人に触れ合わないでも家族と友人と、少ない中でコロナの危険から逃げながら生活をできたらいいんじゃないかなということで、ついせんだっても、私は子供たちと、ほかの会のメンバーと、仙元山をちょこっと案内しろということで、都会の人かな、メンバーでいるものですから、案内してきました。そうすると結構ね、男の人なんかでは、この人はサラリーマンみたいな形の人だなという人がジョギングを、山をね、歩いたり、ふだんこの人は何となく知的な…勝手な想像なんですけど、リモートをやってて、その時間の合間にちょっと、1時間ぐらいで仙元山って歩けますからね、そんな感じの人を二、三人会ってるんですよね。

 かなり葉山に生活していますから、この人は誰だというのが分かるんですけど、ちょっと分からないんで、多分ちょっと都会の人が引っ越してきた方だなというような感じの人が。だから、そういう形で葉山のよさというものをもっと磨く必要がここから出てきているんじゃないかなということで、それでもって、そのよさと、あとはもう一つリモートの環境、これを考えなければいけないんじゃないかなということで提案と、お互いにキャッチボールしながら、新たな第五次でもいいや、基本計画の策定でもいいし、その間にどうしてもやらなきゃならなかったら、新たな提案型として早急にやっていくということも、もしかしたら来年の施政方針の中に入ってくるかもしれないので、昨日の図書館のリモートワークの拠点だとかね、そういった話もあったし、それはどこかの場所でも、委員会の中でも出てた話なのであれなんですけど、私のほうとしては、そのリモートワークの環境の提案ということで、行政としてのまず1つは環境の整備ということで、行政関係の施設をそういう方に開放するというようなお考えはないかどうか、まず聞いておきます。いかがでしょう。発展型としてでもいいですよ。

○町長( 山梨崇仁君 )るるお話を頂きまして、非常に分かりやすい御説明を頂きまして、ありがとうございました。まず、最終的な今、御質問を頂きましたリモートワークのための行政機関、公共施設の貸出しはという御質問なんですが、私も昨日図書館という話があったようにですね、幾つか公開できないか、また、福祉文化会館もですね、今回クリーンセンターの件があって一定期間は難しいですけども、様々な活用がないか、実は検討は行いました。ただ、現状では、そもそも古くなっていることの改修を行わなければいけないことがどうしても念頭にありまして、それを今貸し出してしまうことによると、逆に御迷惑をかけてしまったり、町としてもこんな施設を貸してしまうのかということで、先方とのそごが生まれたりすることも考えますと、なかなかジレンマを感じた次第でございます。

 ですので、おっしゃっているリモートワークの拠点等については、今後の時代には有意義なものだと思っております。隣の逗子市さんでは、民間と連携をして海岸の施設を貸し出したりとか、鎌倉市さんでも進みがありますので、昨日もお話があったように、民間の活力を活用する時代、町が一定の補助をしたりとか、そういった方向性を打ち出すことで減税等の手法もありますから、そういったいろんな方策を用いて、そういった民間の活力を上げて町をよくしていく方向については、ぜひ私も望んでいきたいなというふうに常々考えております。

○9番( 笠原俊一君 )民間のね、知恵を、活力というかね、いろんなことを借りるというのもいいんですけども、例えば、行政の機関というのは5時以降は使ってないんだよね。基本的にはね。そういったものの空いているものをうまく利用できないかなと私は思っているんですよね。図書館もそうなんでしょうし、役場庁舎もそうなんでしょうしね、そういったものは、もう少しだからいろんな知恵を使って、いろんな大事なものがあるとかそういうことは分かるんですけども、ないんだったら知恵を使ってあるように考えるとかね。例えば民間だと、逗子なんて最たるもの、すごいなと私が感心してたのは、昼間は八百屋さん、夜は飲み屋さんとかね、あるじゃないですか。そういう、ないんだったら知恵を使うしかないじゃないか、町内会館とかね。私の商工会時代は、例えば、もう全然話が飛んで、例えばなんですけどね、人とどうしても会合を開こうや、私は昼間駄目だ、夜はちょっとまだ10時まで駄目だとかね。じゃあみんな朝の6時前に会議を開こう。そこはみんな必ずいるだろうということで、朝一の会議を何か月間かやらされたことがあるんですけど、それはね、早起きすれば絶対いる時間なんですよね。そこまでやられちゃうと会議が開けないわけがない。

 だから知恵は使って、だって夜空いてるじゃないの、ここはとか。だって行政の場所、空いてるでしょう。それを何でできないのということを考えれば、いろんな将来の働き方の仕組みの中の相談なんでね、できないことを前提としないで、できることを考えながらイメージをして話をしています。町内会館もしかり、有効利用ということで、新たに建てろと言っているんじゃなくて、あるものを利用してできないかということなんですけども、発想としてね。皆さんのすばらしい幹部の頭脳の人ばっかりなので、ぜひともそういったことを私は考えていただきたい。

 そこで昨日のいろんな発言を見ていて、いろんな話を聞いていて、前にね、私、何回もいろんな、この議会も30年超えてますからいろんな人に言っているんですけどね。かつて、故ケネディ大統領が尊敬した日本人の政治家はということで、上杉鷹山、一粒の火種、本がありますよね、漫画もありますよね。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」、どんな不可能だと思ったことでも、やろうと思った意欲があればできないことはない。そのぐらい人間の能力ってものすごいあるんですよね。そのくらいの意気込みでもってやってもらいたいと私は思っているんですけども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )何かと私もいろんな想像といいますか、妄想といいますか、自分独りの時間をつくってですね、いろんなことを想像するのが好きなたちもありまして、いろんな発想は膨らむんですけども、なかなかいろんな課題もですね、同時に浮かんできてしまうために、これぞというのは見つけられないところではありますけども、以前、笠原議員からも頂いた学びの紙も部屋に置いてですね、いつも見ている中では、おっしゃっていることはよく分かります。できないということはなるべく使わない中で、どのようにできるかを常に考えていくべきだというふうには常々考えております。

 参考までにですね、私もこれを公式にお伝えしたことがないので、あくまで私の想像とか妄想の一つなんですけども、この3階の部屋もですね、私たちも常に、最近では第1協議会室も使わせていただいておりまして、いろんなコロナ禍の会議も行っております。この本会議場、私としては少し抵抗があるんですけども、本会議場も年間の稼働日数で言いますと非常に稼働が少ない部屋でありますので、この前、研修会をここでやったときにも改めてですね、いろんな活用と言われると何かできないものかというふうには常々考えておるところです。

 よく役場の庁舎という場ですと、セキュリティーの問題があって、なかなかというふうにまずくるんですけども、もし稼働する目的がはっきりしてですね、一定の警備員であったりとか、警備にかけるお金が担保できればということであれば、それはぜひとも前向きに考えたいと思いますので、その他の皆さんから御意見頂きながらですね、役場全体の有効活用、またその他の公共施設の有効活用はしたいなというふうには、これからも考えてまいりたいと思います。

○9番( 笠原俊一君 )新たに造れということではないんでね、またそういった一つのきっかけを町が提案することによって、例えば空き家の利用だとかね、そういったものが、私も逗子のほうで会議する場所が、自分の所属しているクラブで会議する場所があって、1回だけよそを借りたことがあるんですよ。非常に日差しのいい、要するにお父さん、お母さんが亡くなったのかな、母屋のほうに越して、空いてしまった家をちょっとそれをオフィスにして、パソコンが置けて、コーヒーが沸かせて、パソコンの設置もあったのかな、Wi-Fi環境もあると。逗子のちょうど中にあるところで。ただ、高いんですよね、結構ね。1時間何千円というのを予約して、払い込んでおくと借りられる、鍵がもらえるというような仕組みで、なかなかすごいことを考えるなという。そうやって考えることも出てきているんですね。ですから、いろんなことを行政が前向きにやることによってきっかけづくりができるんじゃないかなと思うんですよ。

 ですから、首長というのは、やはり4年間という一つの期間があってね、その中でどういったことが自分の夢、みんな職員、あるいは議会に説いて、かなえていくかということが大前提だと思うんですね。それは住民の夢であり、そういったことをかなえていく。「時代に即応した」と書いてあるんだから、そのとおりなんですよ。だからそれをやるかやらないかの違いなんですよ。だからしっかりと自分の夢を語っていただいて、やれないことは、それは悪いことだったらみんな反対するからね、いいことであったら前向きに考えてくれるんじゃないかなと思うんですよ。だからそういったことが大事なので、非常に今の時代に合うような研究をしていただきたいなということがこの1番目の環境の整備ということでございます。

 もう一つ、先ほども既に話をしてしまいましたけども、リモートワークの場所の研究だとか、あるいは子供たちの環境の整備だとかね、そういったこともやっぱり親と一緒にいる時間が増えてきちゃったということで、いろんなことを考えなければいけないんじゃないかなと思っています。そういうことが1番目の環境の整備ということなので、ぜひとも町長のほうは、そういったことを考えてやっていただきたい。

 もう初めにね、私は本が好きで、いろんなことを、そういった雑学を入れるのが好きなので、先に言っておきます。さっきの「為せば成る」ということは、誰にでも与えられるというか、誰でもマッチングできるような問題だと思うんですけども、やはり今度はもう一つね、私の戒めとしているのが、松下村塾に、塾生に対して、吉田松陰のおじさんなんだけども、吉田松陰の能力だとかいろんなものに心酔して塾生になった久保五郎左衛門という人がいるんですよ。そこが塾に「聨」という形で、柱にくっつけてるのかな、私は見たことないんだけども、行ってはいますけどね。その後で、こういったのがあるよって先輩から教えていただいたのが、「万巻の書を読むに非ざれば、いずくんぞ千秋の人たるを得ん。一己の労を軽んずるに非ざるは、いずくんぞ兆民の安きを致すを得ん」ということで、意味とすれば、たくさんの本を読まないと後世に名を残す人にはなりませんよ。そしてもう一つが、労をいとうようじゃ天下万民、兆民の人たちの役に立つような安らぎを与えることはできないよという戒めなんですよ。

 そういったことをぜひとも幹部の方たちはね、やらなきゃ、頑張らなきゃ、たくさんの情報を仕入れて、今は本と言わず情報ですから、いろんな話を聞いて、それを知恵として生かしてくださいよということに転化してもらえばいいんですけども、そういったもので、特にね、私は非常に山梨町長、うちの子供と同じ年ですからね、そんな感じで思ってますけど、やっぱりしっかりと自分が勉強をして、夢を描いたものを部下に伝えて、一緒になってまちづくりをしていかなかったら、どこにでもある町になっちゃう。葉山というのは、後でまた言いますけどね、あなたが書いている中には、すごい葉山が大好きで引っ越してきたような話がいっぱい載ってるんですよ。それを、実現をどんどんどんどん近づけてくださいよ。そういったことで、今日のコロナウイルスからまちづくりを描く人に対する提言であり、苦言であり、また協力の約束でもあるということを理解してもらって結構ですから、そういった意味で聞いていただくとありがたいなというふうに思っております。

 じゃあ、1番目の環境整備についてということは、伊藤部長のほうも頑張ってつくっていく、合わせていくということですから、町長を挙げて新たな時代の変革に対応できるような町、そして、さっきも言ったように、子供たちが安心して住める、楽しめるというような環境の整備だとか、働く場所の研究というものをぜひともやっていただきたい。やっていただけるというふうに理解してよろしいですか。いつまでとは言いませんけども、町長の任期中にそういったものができるという、やるということでよろしいですか。確認します。

○町長( 山梨崇仁君 )今日の冒頭に頂きました調査のことも含めまして、また、第五次に向けた動きは、もう間もなく始まりますし、町民の方々と一緒になっていく上では、そのアンケートを通じて私たちがそれを計画に落とし込んでいくことは、とても大事なことだと思っておりますから、しっかりと取組を進めてまいりたいと思っております。

 また、お話にありました葉山に住んで子育てをしたいという気持ちについては、私自身もまさにその当事者として感じることが、葉山の子育てのしやすさという面と同時に、治安がいいということ、子育てがしやすいのではなくて、安心して子育てができるという環境の魅力というのもとても大きいということも私自身も感じますし、とても強く意見を頂くところであります。

 警察がメインになりますけれども、葉山にいらっしゃる様々な関係機関と連携をすることで、町のよさを、魅力を上げていくというふうにも考えております。笠原議員も、また道路清掃等をしていただけることもですね、町の関係する諸団体としては、本当にありがたいことだと思っておりますので、皆で共につくれる町というものをこれからしっかりと、私自身も先頭に立って体現していきたいと思っております。

○9番( 笠原俊一君 )非常に前向きなお答えというふうに取っていいのかね。夢を描いて、今言ったように新しい時代に即応した住環境の整備に向かっていくということで、もう本当にそんなことを全然やりませんとかね、そうしたらもう、これは暴論になっちゃうけど、辞めなさいよというような言い方をせざるを得なくなっちゃう。やっぱり町民の人、夢を描いて、町のリーダーですから、引っ張っていく人ですから、やっぱり住民の方たちがいろんな時代に即応して住みやすい、子育てがしやすい、特にね、そういった環境をつくっていくのは首長の使命ですよね、これはね。そのくらいの勢い、気持ちを込めてやっていただきたいと思っております。

 では、2番目の質問に入っていきます。2番目の質問は、これにも本当にリンクしているんですけども、海や山、町の文化や自然を利用した学習の機会を設けることについてということでございます。

 先に、この間、11月に視察をしていった、これは森の学校。登っているのは我が同僚の議員の一人でございます。そして、こんな写真があります。これはね、森の学校といいまして、福岡県豊前市にあるんですけども、森林の資源を活用した循環型の雇用の場所ということで、たくさんあるんですけども、私的な部分みたいなのが言われるといけないので、あとは自分で研究をしてください。

 ここで障害者の雇用ができてます。それで、ここではね、バイオマスの研究というのかな、ブリケットだとかそういったものを、木材の木質ペレットだとか、チップだとか、そういったものを活用していろんなものを作ったり、あるいは廃材を日曜大工の店、何ていいますかね、そういった店に販路として持っていったり、いろんなことを働く場としても提供したり、山の自然だとか、そういったものを確保するためにある程度の伐採をしたり、あとは農家の稲だとかを売り物にしたりとかね、人間の環境の循環を全てここで一緒に、そういう障害を持った方々と働いたり、健康増進にも役立つのかな、そんなことをやっていられる方があって、のぞいてきました。

 特に葉山なんかは山が多いし、その山の倒木だとかそういったものの処理だとかね、そういったものを、原生林にしてしまうわけにいかないので、そういったことの活用だとか、そういったものも研究の一つなんじゃないかな。特にその障害者雇用で、三十何人かな、33人とか34人とかね、そういった方々も、子供じゃないんですよね。大人の方たちが安全に木をチップにしたり、そういった施設もあって、障害者雇用の場になっていると。そこの豊前の首長さんもそのボランティアでそういったものを一緒にやるような仲間だということで、のぞいてきました。それがこの森の学校というところです。

 もう一つは、これね、こんな感じで道具があったり、けがしたら大変ですよねなんていう話をしながら、もうけがしたら私の責任ですっていうようなことを言っていた、なかなかの人だった。その方は、御自分の子供もやはり精神の障害を持っていて、なかなかそういう人の前に出れなかったんだけど、こういう自然の体験を生かすことによって元気になるというようなことも取り入れてやっていた方の場所です。

 次、こちらのほうは、杵築市の住吉浜ということで、これは裏側から撮ってしまったんですけども、レストランなんですね。非常にコロナ禍でもやっぱり観光の目玉のすごくいい施設で、おいしい料理も、お昼頂いたんですけども、ここでもやっぱり障害者の働く場所として30人以上が働いていると。そういった場所を、行政じゃないんですよ、民間なんですよ、提供しているところでございました。もちろん行政も応援はしているんでしょうけども。

 もう一つ、これはね、国東半島の国見海岸、ここについてはですね、これは先に、本当は次の2項目めの最後のほうでいろいろ話を、稲垣教育長と話合いをするつもりで用意したんですけども、先に言っておきます。そのほうが安心して、想定ができて答えられるんじゃないかなと。これは人工の浜なんですよ。これ、市の場所なんですけど、今出ているのは市の職員で、また市の職員でプロのサーファーなんですよね。えっ、そんなことありなのなんていう質問をしたんですけども、穴見さんという方で、町長はウインドサーファーだから知っているよね。そんな感じの非常に面白い方でした。

 これが最後の、ここのところが、この同僚議員のことがメインじゃないんですよ。この周りの道具なんですね。これ、SUP、シーカヤック、ウインドサーフィン、これが40艇ずつあるんですよ。これを利用した教育があるということで質問を展開をさせていただきます。

 まずですね、2項目めの質問の項目なんですけども、海や山、町の文化や自然を利用した学習の機会を設けることについてということで質問項目を挙げております。そして、この2の項目の要旨として、地域の特性を生かした教育について伺うということで、現実にその葉山の町、区分がこの…失礼、2-1、2-2、2-3ということで、全部分けてありますけども、これはお答えしやすいようにということで分けているんですけど、私の頭の中は1つでまとまっちゃってるんですけどね。

 要するに葉山の特性を生かした教育ということで、例えば学校の現場では、葉山には保育施設もあるんですけども、海とか山とかね、そうした、学校は中学交ぜると6校ですか、そういった体験だとかね、漁業者、農業者、畜産業者、そういった、あとは地元の商店、やっぱり郷土愛を育むには、やっぱり自分の町のことをよく知らないといけないと思うんですよ。稲垣さん、就任されてから葉山じゅうの山を散策されたりいろんなことをされたんじゃないか、研究をされたんじゃないかと。フェイスブックの私の仲間にもなったようですから、よく私のをのぞいているんじゃないかと。そういうことで、いろんなことを、葉山のことを知ってられてきたんじゃないかと。全然知りませんだったら教育長なんかやる必要ないからねって、私はちょっと悪いことを言っちゃいますけども、多分この方だったらいろんなことを研究されてきただろうと思っております。これは昨日の先ほどの子育て環境による「異常」の何とかということも加味するんですけども、現状としてこういった教育についてはいかがでしょうか、伺います。

○教育部長( 田丸良一君 )学校教育の分野で申し上げますと、様々地域の人材を生かした体験的な活動ですとか、おっしゃられますように葉山の海や里山を題材にした学習などを実施させていただいております。具体的に申し上げれば、地域の田んぼなどをお借りした米作りですとかコンニャク作り、それから長柄桜山古墳、上山口の棚田、あるいはそういったところの見学をさせていただいたりとか、海に関わる学習ですと、アマモ協議会さんとちょっと連携した再生プロジェクトですとか、あるいは、生涯学習とも絡みますけれども、しおさい博物館での学習など、そういったことの取組をさせていただいております。

○9番( 笠原俊一君 )長柄小学校だとか上山口小学校というのはね、非常に地域に近い、農家だとかね、そういったものがあるので、その餅つきだとか、田んぼの田植え体験だとかそういうのがあるんですけども、葉山の町では真ん中というかね、葉山小学校だとか一色小の子供たちにもそういう自然体験だとか、そういったことが全部平均的にやっているのか。あるいは、葉山の町が関与している保育園、保育施設、例えば、関与しているというかね、地域の特性を生かしたにこにこ保育園だとか、髙梨君だとかね、自然体験だとか、海だとか山だとか歩かせたり、いろんなことをしてるんですよ。そういう教育というものは、葉山小だとか一色小だとか、町場の中でもやっぱりやってるんでしょうか。

○教育部長( 田丸良一君 )おっしゃられますとおり、山の体験となると、やっぱり上山口小学校が中心であったりとか、先ほどもありました自然の中での体験ですとかといいますと長柄小学校が中心だったりとかということで、あまりその葉山小学校とかというのは、ちょっと少ないのかなという印象はございます。

○9番( 笠原俊一君 )私の時代はね、小学校2校しかなかったんですよ、中学校は1校しかなかった。だからそういったことで、交流がすごく密だったのね。上小の子供と遊んだという、子供のときはありませんけども。今は4校あるのでね、それぞれ特性を生かした分散型になっているのかもしれないけども、小学生同士が交流するとかね、ごちゃ混ぜになるとかね、そういったことが大事なんじゃないかなと私は想定してるんですけど、葉山の子ですからね、海の子が山のことを知らない、山の子が海のことを知らないというわけじゃ駄目なので、できればごちゃ混ぜにするような、例えば経験をさせるというようなことは考えられないでしょうか、いかがでしょう。

○教育長( 稲垣一郎君 )部長のほうがお話ししたとおり、恐らく4つの小学校、やはり分散してしまっているのが現状だと思います。それが議員の御提案のように、ごちゃ混ぜにいろんなことをやってみよう、まさしくですね、私が葉山に来てお話を頂いたとおり、ごちゃ混ぜな教育を何とかやりたいと思っているところなんです。これはですね、一つは、教育的なところから考えていくならば、葉山に来る際に、文章にも書かせていただいたところなんですけれども、できればですね、本当に学校全体のところのPBLという考え方になりますけれども、プロジェクト・ベースド・ラーニングという物の考え方を小学校にも入れていきたい。そういう中のところで言うならば、学年も場合によってはごちゃ混ぜにし、学校の地域性もごちゃ混ぜにしながらですね、この自然にあふれた様々なところを一つの課題にしながら取り組んでいくことというのをぜひやらせたいというふうには考えております。

○9番( 笠原俊一君 )かつてね、議長を含めて金沢にそういう施設を見に行ったことを話したことありますよね。知らない職員もいっぱいいるんですけども。その施設は、高齢者、障害者、普通の学校の子供、ごちゃ混ぜの考え方。これがね、後で金崎さんがその話するかもしれませんけど、本当に、あ、教育ってそうなんだな、社会っていうのはいろんな人がいて成り立っているんだなと思うんですよ。だから私は、新しい稲垣さんが来られたらね、もっとその葉山の子供たち、葉山のことをよく知って、もう野や山、海を駆け回るようなね、自然を教育の現場とするようなことをしてもらいたいと思って、時間がなくなるので僕はあんまり、ぴたっと前に終わるのが主義ですから、時間を間違うと電車は行ってしまう。時間の中で終わるということでします。そこで、少し飛ばします。お願いします。

 それで、次の2番目なんですけどね、文化や歴史教育、新旧町民に向けた郷土愛を生かす方策等を伺うということなんですけども、私のほうで言いますので、研究してください。かつてね、田中町長さんの時代は、あの方は、葉山の文化財だとかそういったものを町長自らがガイドして歩きました。そういったことを今やっていますか。町の文化財めぐりだとか、町の行政の方が自ら子供たちの教育も含めて、新しい方たちも含めて。私は、さっき言ったように、よその町の人が、「笠原さん、悪いけどさ、仙元山を案内してよ。山はどこでもいいから案内してよ。」「よし、それじゃあ一番あなたの歩きやすそうな仙元山にしよう。」と。子供たちだったら、我々は突っ走るからね、30分で走破しちゃうんだけど。今、私は30分は無理だけども、その方を見ながらゆっくり歩いて2時間、喜んでましたね。

 それはいいんですけども、要するに葉山ってすごい自然環境とかいろんな文化財がいっぱいあるんですよ。そういったことを教育をしていくことが郷土愛を育むすばらしいことじゃないですかということで、こういったことをやっていただきたい。できれば稲垣さん自らやってほしいとは思うんですけども、あなたは、だって葉山生まれ、葉山育ちじゃないから、かなり勉強してもらわないといけないんだけども。かつての田中町長さんのときは、あの方は小田原のほうの人なんですよ。でも、あの人は歴史だとかすごく好きで、葉山のことがものすごい好きでね、それでもって職員から「親父、親父」って慕われてた人なんですよ。いろんな好き嫌いはあるでしょうけども、そうやってやっぱり町のために尽くした方だなと私は尊敬してます。

だからそういったことでね、ぜひとも葉山のいろんな郷土を愛してもらうために、教育長が新たになったんだから、俺に任せろっていろんなことをやってもらいたいんですけど、いかがでしょう。

○教育長( 稲垣一郎君 )議員が先ほどおっしゃられたとおりですね、やはりなったからには覚悟をもってこちらに参っておりますので、その分につきましてはですね、しっかりやらせていただきたいと思っております。

○9番( 笠原俊一君 )安心しました。私みたいのね、フェイスブックをやってるのに、お友だちになりませんかって来たのは初めてなのでね、相当期待しています。(笑)

 それとね、最後にしますけども、先ほど言ったこのね、シーカヤックだとか、ウインドサーフィンだとか、葉山の特性、最高じゃないですか。ここはね、小・中学生に授業で入れてるんですよ。詳しくは土佐さんの質問があとありますのでね、ぜひともやってください。

 もう少し町長を叱咤激励するつもりで、町制の歴史、90周年記念誌、御挨拶ということで、ここに、これを読んで終わりにしましょうね。抜粋して読みます。

これまでに訪れた多くの人々が、御用邸が造営されるほどの気候風土、地勢のすばらしさ、都心へのアクセスのよさなど、葉山の魅力をたくさん感じてきたことでしょう。飛ばしますよ。あと、自然、まちづくり、地域のつながり、それらを大切に、葉山を守りながら楽しもうという気持ち、多くの葉山好きが住み、多くの人材もいます。いいこと言うじゃないですか。あなたが書いたんですよ。ぜひともこういったことを忘れないで、葉山を愛して、葉山のまちづくりのために励んでください。

以上で終わります。ありがとうございました。

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