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更新日:2023年03月21日

議会活動

令和5年3月議会

コロナで多くの行政事業の延期や中止

○議長( 待寺真司君 )休憩前に引き続き会議を開きます。         (午後1時05分)

 一般質問を続行いたします。第3番、9番 笠原俊一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○9番( 笠原俊一君 )9番 笠原俊一でございます。ただいま議長の許可を得まして、これより一問一答式にて質問をさせていただきます。議長を除く13人全議員が任期最後の質問を行い、今日が定例会最終日、そして私が最後の質問者となりました。行政職員の皆様、大変お疲れさまでございます。そして我々議員の任期最後の一般質問でもあり、お付き合いいただいた町民の皆様、行政及び議会関係の皆様方に感謝を申し上げつつ、質問や提言をさせていただくことをお許し願いたいと思います。今回最後というところで、非常に今までは町長や教育長と話をするのが楽しみだったんですが、今日は非常にプレッシャーを感じております。ちょうど剣道だとか居合の昇段試験に行くような、ちょっとそんな感じがしております。

 そして、一番初めに言っておきたいんですが、3年間この町長が3期目を迎えたこの3年間というのは、コロナとの闘いであったというように感じておりますし、また中で細かく話をしますけども、そしていろいろなものが、事業が止まったり、あるいは先延ばしになったりと、こういうことがありました。そして、これ、今年の令和5年のスタートがもう一度の仕切り直しなのかなという感がしてなりません。そうしたことを感じているところでありますので、私ももう一回議会の選挙にチャレンジすると、そういう意欲をかきたてられ、本来は前回のときに後継者に渡してというようなことをコメントでも私のブログでも書いているんですけども、これはもう一回だけやらなきゃならないということの思いで、再度選挙に臨みます。どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

 さて、今回の質問は、町長施政方針、公約とコロナウイルスの1項目ですが、項目の中で私の質問したいことを分類したところ、具体には7つに取りまとめができました。それぞれお伺いをしていきますが、多少今日までの同僚議員の質問やその答弁から重複することもあるかもしれません。特に初日の伊東圭介議員や昨日の金崎議員の質問と、また町長の答弁から省略することもありますので、お許しを頂きたいと、このように思っております。

 まず1番として、2020年は山梨町長3期目のスタートに当たります。そして今回、2023年は4年間の町長任期の最後の施政方針でありました。町長の施政方針は、町政全般にわたるその年の進路を示すと同時に、町民に対する公約でもあり、内容によっては町外の方々に対しても影響を与える大きなメッセージでもあると考えております。初めに、この施政方針に対する町長の認識を確認をさせていただきます。

○町長( 山梨崇仁君 )施政方針につきまして、その年、その年度のですね、全体の考え方、在り方についてまとめたものというふうに認識をしております。また本年度におきましては、コロナから明けてということでございましたので、そういった流れを踏まえた上で、国・県の動向、そして各事業がコロナ明けでようやく動き出せるという期待とですね、仕事にしっかり取り組むぞという気持ちを込めた施政方針として本年度まとめさせていただきました。

○9番( 笠原俊一君 )町長がね、この施政方針というのは、簡単なお話じゃないよ。町の指針、町民に対する約束だという認識は一致しているようですので、再質問をさせていただきます。特に町長のこの4年間は、コロナウイルス蔓延による私の知り得る範囲の過去の町長も誰もが経験したことのない、現在もなおウィズコロナとして解消したわけではない中での長期間にわたる厳しい行政運営をされたと思います。そこで、町長職3期目の当選以来、4回にわたる町長施政方針の心境、それぞれの年度の心境というものをお伺いしたいと思いますけども、まず総論としてまずいかがですか。個々についてはまたお話を聞きますけども。総論として今も話したような部分なのかなと察しはしますけど、いかがだったでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )おっしゃるとおり、コロナがですね、2020年の1月から始まると、私の期もですね、そこから始まりました。本当に前半ではですね、いろんな思いを持って、新しい動きをというふうにいたにもかかわらずですね、それを止められてしまうということでございまして、これは私のみならず多くの職員さんや議員の皆さんをはじめ、本当に皆さんが感じたことだと思いますが、そういう意味ではじっと耐えていた、そんな3年間でございますし、施政方針もあくまで夜明けを楽しみにしましょうということでですね、非常に小さく我慢をしていることがこの3年間でありました。

○9番( 笠原俊一君 )画面の中で、温故知新といいますかね、この過去の経緯というものをもう一回議員も改めて知る意味で、どの程度の緊急事態宣言、そして蔓防対策ということで、措置で影響を受けたかというものを出しました。そして、この質問を最後の質問を作るに当たって、ちょうど過去の3年間のメモ、私は持ってきました。その中で、町長とのやりとり、あるいは予算・決算の中での教育長との、当時の教育長とのやりとりだとかいうのも、メモの中でひっくり返しとっくり返し見ながら、今日の質問を作っていったわけでございますけれども、本当に2020年の町長が3期目、無投票、無選挙だったわけでございましたけれども、スタートしたときの町長の施政方針という中には、コロナは含まれていなかったわけですね。当然、議会が始まったのが、20年は2月の13日でした。そのときにはもう既に施政方針ができて、発表されたわけでございますけども、その後、コロナがどんどんどんどん進行していって、このまた途中で言いますけども、夏休みだとか学校の授業だとかも繰り上げたり繰り下げたり、そして夏休みも授業したりとかね、オンライン教育に至るとか、いろんな苦労をされたということが私のメモの中からもうかがえますし、先ほど言ったように、今までの行政の長として、ないくらいの、職員もね、大変な思いをしたんじゃないかな。そういった中での葛藤、あるいは職員のサービス、そういったものを含めた今日は質問を順次展開をしていくつもりでいます。

 さて、2020年度施政方針、今言ったように2月の13日、令和2年、山梨町長3期目のスタート、施政方針にはコロナウイルスに関する記載がない。その後、定例会中では、コロナ感染症が全国に拡大、国から緊急事態宣言が発令。4月7日から5月25日まで、各事業の中断や延期など、人や物の交流ができない状態になった。その中で、東京オリンピックの影響、あるいは町でのたくさんの事業、そういったものがありました。

 2021年度は、町長施政方針が2月1日に行われております。その中で、大きな目玉、細かいのはいっぱいあるんですけども、コロナ感染症対策としてワクチンの接種が始まった年でもあります。また、直接的な対人活動を避ける社会づくりなど、デジタル化、ITを利用した社会・経済活動の変化や教育、福祉など新しい取組を始めました。葉山町総合計画4年間の後期基本計画の始まりの年に当たりますけれども、この基本計画の策定の中で、ここに出てきますけれども、これが今、画面に出しているのが総合計画の基本計画の町長の初めの部分でございます。これを見ますと、非常に町長の苦悩がにじみ出ているような総合計画の策定になったんだなということがうかがえると思います。そして、この21年は、緊急事態宣言が1月の8日から3月の21日、そしてその後、蔓防対策としての日程が4月の20日から8月の1日まで、そしてまた緊急事態宣言が8月の2日から9月の30日までございました。

 そして、昨年度の2022年度、2月にはロシアのウクライナの侵攻、コロナウイルスは終息せず、オミクロン株などの変異を繰り返し、このコロナウイルス対策に追われ、世界経済に与える影響が懸念される。同時に、世界有数の穀物輸出国と自由原産国との戦争状況下にある物価の高騰は、先ほども中村議員の発言もありましたけれども、諸物価の値上がり予測から町事業への影響が非常に心配される。この2020年度は蔓防対策として1月の21日から3月の21日までが影響がございました。

 そして今年度、2023年度、町長最後の年になりますけども、多少ゆとりが出たのかなと思ったところでございますけども、まだまだロシアとウクライナの戦争状況というのは、グローバル経済社会の中で日本にも大きく影響が続いております。さらに、北朝鮮、中国の台湾侵攻への動きなど、アジア諸国にも緊張が見られる中での国の動向による各自治体への影響も心配をされております。

 そこで、次にお尋ねしたい部分は、こうした非常にお一人だけで悩んだり、町行政だけで捉えどころがない町長の苦悩、あるいは相談、これは各自治体の長、同じなんじゃないかなと私は考えておりますので、その今年に至った4年間でも結構ですし、町長、誰かと相談しながら、どうしたらいいんだろうと、必ずやってるはずだなと私は思いました。そこで、この4年間、今年は除いてもいいんですけれども、いろんな思いを首長会など、あるいは行政間、あるいは近隣の自治体の長との情報交換、あったはずだと私は思ってます。いろいろなところで情報交換をしなければ、首長は務まらないと私は思ってますので、そうしたことについてもお尋ねをしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )おっしゃるとおり、まさに2020年度ですね、コロナが学校休校等が始まったときに、やはり一番初めに連絡を取り合ってですね、どうあるべきか議論したのが桐ケ谷市長でした。逗葉の医師会、逗子・葉山の連携の中で、医師会が同時に動きますし、逗子市さん、葉山町にとっても大事なパートナーであります。一番初めに桐ケ谷さんと医師の、医療関係の話をしながらですね、また松尾市長や上地市長、吉田英男市長とですね、三浦半島で一体となってどのように動きができるかということを電話連絡やメッセンジャー等を通じてですね、コミュニケーションさせていただきました。その中では、例えばこの地域に車が来ないように、観光の方が来ないように、どのようにキャンペーンができるか。その結果、例えば駐車場を閉鎖しようという動きをしたときには、藤沢の市長がですね、県西のほうの市長とも連絡を取りながら、県への要望活動を行ったりもしました。そういう意味では、コロナを通じて様々な自治体の首長と連携を取りましたけれども、やがてオンラインが進む中でですね、オンライン会議が定着してきた夏過ぎたぐらいからは、全国の首長の方々とですね、このコロナの状況をどう乗り越えるかという議論を一緒にしようという声が様々入るようになりまして、今でも続いておりますのは、若手の市長・町長たちとですね、つながりを持ちながら、時には新しい行政施策、コロナ関係なくですね、いろんなことについても情報交換をしたりとか、お互いにニュースとトピックスを見つけるとですね、意見を交換し合って、質問し合うような会を設けることで、コロナの幸いといいますかですね、横のつながりがさらに厚くなったなというのを今でもよく覚えておりますし、これまでも続けてまいりました。これからも続けてまいりたいと思っております。

○9番( 笠原俊一君 )職員はね、職員で、やはりいろいろな自治体と、同じレベルか分かりませんけれども、そういう方々と情報の共有をしないとまずいよということは、私も前回の質問でもさせていただいております。当然、これだけ厳しい自治体運営を任されている首長としてはね、やっぱりいろんな動向だとか県の動きだとか、つぶさに持ってこなかったら立ち行かないはずなんですよね。特にコロナウイルスの感染予防のための情報、あるいはワクチンの供与だとか、それは率先してやっていかなかったら、私も5回打ちましたけどね、既に。そういったものがないはずです。それは当然あってしかるべきですし、これがコロナの功罪と言ったらおかしなものなんですけども、こういったものを今後も続けていく必要が絶対あるはずなんですね。オンラインと今、町長言いましたけど、人というのはね、また後でこれ、教育委員会のほうに質問をしていきますけども、オンラインじゃ駄目な部分、人というのは人と初めて、「人」という字は重なって、2人以上が助け合うという意味で「人」という字ができてますからね。そういった意味からいくと、やはり人と人と話し合ったり、助け合ったり、お互いの共有がないと、仲間にもならないし、自分も育たない。まして、こういう議会というのは年齢層もいろんな、女性もいろいろいる。こうして一つのいろいろな角度で質問をしたり、知恵を出し合ったり、それが勉強になるし、身になるわけですよね。ですから、こういったものを非常に大事にしていただきたいと思いますし、まだまだコロナが完全終息はあり得ないので、そうした中でも今までのこのコロナ禍で苦労したいろいろな仲間、友好都市だとか、できました。姉妹都市もあります。そうしたところを大事にしながらね、お付き合いしながら知恵を絞ってこれからの行政運営をしていただきたいと切に願っております。

 さて、それでは少しずつ先に進んでいきます。2項目めに移ります。これは町長というよりも政策財政課、町田さん、あるいはほかの方が答えるところだったと思いますけども、総合計画を含む東京オリンピック、ビッグレスキューなど各事業や行事の中止、延期、具体的な事業と件数、そういったものを知らせてほしいということで通告をしております。いかがでしょうか。

○政策財政部長( 町田 伸君 )本会議での答弁になりますので、本来であれば正確な数字をお伝えしたいところなんですが、いかんせん各部・課にまたがっております。拾い方としましてはですね、財政課のほうで決算書、それから補正予算書等で中止、延期と呼ばれているものを拾った数字、結果の数字になりますので、そういったお含みの上でお聞きいただきたいんですが。令和2年度につきましては、中止・延期になった事業等につきましては124件です。コロナが始まって最初に影響を受けた年度が令和2年度になりますので、その年度が124件になります。令和3年度が同様な条件で拾ったところ、48件にまで中止・延期の数は減ってございます。申し訳ないですが、令和4年度についてはまだ現在進行形となっていますので、数字が拾えてない状況ではございますが、肌感覚で申し訳ないんですが、令和3年度よりも計画どおりに事業等は遂行できているのかなというふうに感じておるところでございます。

○9番( 笠原俊一君 )政策財政部長、私の性格知ってますから、このおおむねこれで影響を受けたプラス、マイナスあると思うんですけども、金額はおおむねどのくらいでしょうか。

○政策財政部長( 町田 伸君 )今申し上げた件数の積み上げにはならないんですけれども、例えば主なもので申し上げますとですね、令和2年度、例えば花火大会を中止したことによって、年度末に900万円の減額補正をさせていただきました。同様に、夏場の大きな行事である海水浴場の開設自体を見送ったことで、1,200万円余りの金額を減額補正させていただきました。同様に、秋のビッグレスキューも今年度実施できましたけれども、110万円の減額をさせていただきました。大きなものだけ拾っても、2,000万、3,000万の減額補正をさせていただいたことになりますので、これを全て積み上げるとなると、恐らく数千万、もしかすると億単位の金額に事業中止による影響、減額があるのかなというふうに考えております。

○9番( 笠原俊一君 )そうですね、私もいろいろな3年間の手帳を見ながら、これは中止になったとかね、書いてあるんです。ですから、それを金額に積み上げることは私はできませんでしたけれども、かなりのものが中止あるいは延期、そうしたことになったなと思ってます。

 そして、これはちょっと先に進んでいく部分になりますけども、話が行ったり来たりになるかもしれませんけれども、ちょっとお許し頂きたいと思います。この総合計画の中で、今出してある基金のこと、目指そう値ということで、令和6年はこれくらいあったらいいね、公共公益基金の残高も、これくらいあったらいいねということで書いてありますけども、現実に、これは国のいろいろな補助だとか、そういったものもある。あるいは、さっき言った事業の積み重ねもあるという中で、これも昨年、私、質問をしておりますけれども、これは3年度の末の決算、去年の12月か10月の決算のときの質問の中で、引いてあります。財政調整基金が3年度の末の予定で12億2,900万、公共公益基金、設備施設整備基金が17億1,500万、合わせて30億5,500万、調整基金のありますと。これは町田部長が答えたものです。ただし、将来的にいろいろなものを使うんで、取り崩していくというのが本年度の予算になってくるのかなという思いがしてますけども、3年度末の決算では、ここに書いてある目指そう値をはるかに超えた基金があるよということだけは一応言っておきたい。これをどういうふうに展開していくのかは、この間のね、施設整備計画ということで、7年まで見えませんのでね、何とも言えません。本来的であれば、先ほどの同僚議員の質問からすれば、きちっと総合計画は、お金も含めてこういうふうになるんだと示すのが丁寧なやり方なんじゃないかなと思うんですけども。ましてや、今まだコロナというものが完全に終息したわけではないんで、深追いはしませんけれども、頭のそばに入れておいてください。そして、これは先ほどの話をしました施政方針というのは町長の公約、町民あるいは内外にわたる人へとの私たちにも当然なんですけども、約束事ですからね。そういう意味で、この質問を組み立てて聞いております。

 そして、この御苦労の話、もう少しさせていただきますけども、1の3番にこの話の転化、勤務時間内のどうだったか、外と交流、職員の交流だとか労働意欲、コミュニケーションというの、どうなんだと、こういうことを聞いていきますけども、その前に、この経過もう一回お話をさせていただきます。2020年1月に日本に初めて中国から帰国者から、中国からの帰国者からコロナウイルスが発見されました。その後、2月にはダイヤモンドプリンセス号が寄港し、日本での大きな騒動に発展し、日本各地にコロナウイルスが蔓延していきました。緊急事態宣言が発令され、国民の生活や社会・経済・教育・福祉・文化事業など、全ての分野に計り知れないダメージを与えました。特に人づくりに大切な教育現場の各事業の中止、休校はこの間の子供たちの大切な時間さえも奪ってしまいました。コロナウイルス感染症は、小・中・高生などコミュニケーションができないなど、居場所をなくした子供の自殺も増えたとする報道もありました。また、国内産業の停滞を含め、商工業者の休業、各イベント、催事をはじめ、ありとあらゆる人や物の交流や、流通や交流に規制がかかり、毎日の報道は困難をきわめる医療現場の状況や国内外の多くの感染者数と死者数の報道であふれました。

 ということで、1の3の質問に入っていきます。先ほど言いましたように、勤務時間内、時間外の交流規制による労働意欲やコミュニケーション等についてお尋ねしますということで、当時の職員は自身でも感染拡大を防ぎつつ、住民サービスに努められ、勤務時間内、また勤務時間外の職員の間の交流の自粛、緊急事態宣言や蔓延防止期間など規制を受け、かなりのストレスがあったのではないでしょうか。お尋ねをいたします。

○総務部長( 髙階 歩君 )議員おっしゃっていただいたとおりですね、感染が県内で確認されて以降、町といたしましてはコロナ対策本部を立ち上げ、最初は警戒本部を立ち上げ、途中から対策本部として様々な対応策を議論してまいりました。それに当たりまして、伴いまして、職員の執務においてもですね、今でも続いておりますけれども、遮蔽のビニールを  したり、また消毒用のアルコールを常備する。足りなくなれば、どこかに、総務課に備蓄してあるものを皆さんが取りにきて、絶やすことなく対応を図る。このような中では、大変感染に対する対応に迫られた3年間でございました。現在も続いておりますけれども、当然御本人が感染するというリスクを負いながら、これは勤務上でということに併せまして、当然プライベートの中でも、御家族から感染することもございますし、そういったことに対する感染をしないためのですね、休暇を取るなど、様々なことをしてまいりました。実際、職員でこれまで感染を確認された報告のあった職員は、実人数で140名を超えております。こういったことから、同じ職場の中でそういった同僚が出たときの業務を止めないための対策、また濃厚接触になっているんじゃないかということに対する懸念など、様々な苦労を…苦労や精神的なものがあって、今に至っているものというふうに思っております。

○9番( 笠原俊一君 )本当にね、今、髙階部長が言ったとおり、大変な苦労があったと思います。そして、もう既に私のほうでは、令和2年のこれ、2年の6月からの帳面なんですけど、その前はなくしてしまったので、どこかにあるんですけども。これで、この令和2年と、2020年ですね、町長が任期になって、コロナが蔓延した年なんですけど、これが決算の辺りのメモを私、してるんですけども、町長のお答えの中で、コロナウイルスにより会議、会話の機会が減り、コミュニケーションの不足が大変心配である。そのほかに職員の努力だとかいろいろなことが書いてあるんですけども、言われているものがばっと書いていたんですけども、そういったものがある。その当時の教育長は、教育長から稲垣さんか、﨤町さんだったのかな、の答弁は、この3か月間は教育現場は前代未聞、授業カリキュラムの変更など、年度内に消化しなければいけない、に向けたカリキュラムマネジメントを行い対応していると、こういうメモが私はしてあります。大変な苦労をされたんだろうなと思ってます。そんなところですけれども、やはりこの行政の職員というのは、先ほども言ったように、町民のいろいろなものをコントロールしたり、物流もそうなんですけど、人と人との間を取り持つのが一である。それで、そういったものが道路を直さなければいけない、お互いにお金出し合って道路を直そうよ。それで公務員ができたと、昔の村の集まりからね、つくりというのがあって、だから公僕ってね、言われて、みんなの間に入って汗を流さなければならない仕事。それが自分の家族を守らなきゃいけないということも置きながら、消防団だとかね、自分の家がというときも出なきゃいけないと同じようにね、公務員って大変なんですよ、そういったところではね。我々議員の責任もある程度ありますけども、そういったところの。ありますけども、それなりのストレスがたまる部署なんだろうと思ってます。

 そして、今後の方向にも少し入っていきますけども、同僚やね、上司、部下との親睦、県や多くの自治体間との連携、コミュニケーションの不足、そういったものを何とか解消していかなきゃいけないんだよということがテーマであると思うんですよね。私が昔、葉山で初めて神奈川フィルハーモニーを誘致したときに、県のほうに出向いて、横浜市に行ったり、そしてその後、県の職員だとか横浜市の職員がね、よく立ち飲みして飲む居酒屋がね、伊勢佐木町あたりにいっぱいあるんですよね。関内近辺だとかね。そんなところでやっぱりストレスを発散しながら、一杯飲むというのが公務員の、ほとんどが公務員だ。そういったことが全部封鎖されてしまったんですよね。コミュニケーション、ノミニケーションとは言いませんけれども、やっぱり上司が、「おい、ちょっと今日は御苦労だったな」ということがなかなかできない。お互いにコミュニケーション取る場所が、終わったらさっさと帰らなきゃいけない。それもつらいものがあったんじゃないかなと思うんですけども。そんなね、そんなことをおもんぱかってあげる、どうしたら解消ができるということが、多分ストレスだとかいうことの発散が、下の花が置いてあったりね、そういったものにつながっていったり、この間言ったナッジという考え方につながっていったり、こういうふうなものなんだなというふうに私は理解をしているんですけども、やっぱり知恵と、それをカバーする何か意気込みと、ただし労働意欲のこの沈下というのが一番防がなければいけないんですね。本来であれば、町長みずから「一杯飲もうぜ」って言う人だったら、コミュニケーションとれるんですけども、残念ながら下戸さんだから、それもないでしょうし、でも、本当は人と人との仲間、仲間づくりというのは飲み会なんでね、飲むのがいいかどうか、悪いかというのは、私はここで議論するつもりはありませんけれども、一つのコミュニケーションの手段ではあることは間違いない。これは神代の昔から酒というのがありますからね。それが全部封鎖されてしまった。そこでそういったことがない中でのお知恵を、今度は髙階部長に聞いてみようかな。今、総務部長ですから、どうしたらいいのか。あるいは町長も、こうしていくよということが方策があればお示し頂きたい。

○総務部長( 髙階 歩君 )本当にコミュニケーションがここまで、これまでしてきたコミュニケーションが遮断されるのかという思いをしてまいりました。大変重い事業を実施して、成功してもですね、担当者と握手ができないんです。こんな若手の職員を讃えられない状況、大変苦しい思いをしておりました。また、ようやく会うことがはばかれなくなってまいりましたので、せんだってもある講師の先生にお願いに上がったところ、わざわざおいでいただいてありがとうございますと、ぜひ頑張らせていただきますというふうなお言葉を頂きました。やはり丁寧なお電話やお手紙も大事だと思いますけれども、直接面会して、意思を伝えて、こちらのお願いを聞いていただくということがどんなに相手の心を動かすか、気持ちを高めるかということは、比較するものも何もないんだろうというふうに思っております。そういった意味では、このコミュニケーションに新しい方策があるかというお尋ねでございますけれども、私といたしましては過去に行っていたコミュニケーションをベースにいたしまして、今、新しく出てきたオンラインですとか、電話連絡というのは過去からもありましたけれども、今は画面を見ながら話ができるというツールがございます。あとは適時にやりとりのできるチャットツールというものも入ってきております。面会して意思を伝え合うというものをベースにしながら、新しい手法を織りまぜてですね、何とかコミュニケーションをしっかりとってまいりたいと。ここは職場内外問わず、ぜひ皆さん職員には取り組んでもらいたいなと思っております。

 また、今御紹介ありましたような勤務外での交流につきましても、一時は私どものほうからですね、制約するような通知をですね、お出しさせていただいたこともございました。密を避けるような取組をしなさいという通知をしたこともございましたけれども、ようやくみんなで食事をしたり食卓を囲んだりすることも認められるようになってきたと思っております。厚生会などが今、職員の交流の場というふうになっておりますので、この厚生会もずっと3年間、事業を実施してきておりませんけれども、ぜひこの春にはですね、厚生会事業を計画しているというような部会もございますので、職員こぞってそういったところへ参加してですね、感染対策をしながら楽しんでいく。そういった職場の交流というのもこれから以前のように戻ってくるんじゃないかというふうに思っておるところでございます。

○9番( 笠原俊一君 )やっぱりね、髙階部長が言ったようにね、コミュニケーション、何らかの形でコミュニケーションをとっておかないと、そごができるんですよね。先ほどの近藤議員の質問しかり、なかなか道路の問題のね、あったけど、十年一昔前に先ほど近藤さんの言われたのは根岸さんという人のお母さんがあそこで死んだんですよね。それで歩道が渡れない人がいるということで、横断歩道ができた。同じように、トンネルが逗子まで開通しましたね。あれもなかなか難しかった。あの中で、澤野さんというおじいさんが死んで、当時の逗子開成の子供が自転車で中で死んだんですよ。人身御供じゃないけど、そういったことがあっちゃいけないんだけども、そういうことがないとなかなか動かない。ただし、町だけでできないんで、県だとか動いてもらわなきゃいけない。あるいは警察で一生懸命動いてもらわなきゃいけない。その中で人脈が、コミュニケーションをとる人脈、いるじゃないですか、県の重鎮が。副町長。そういった方を大いに使ってね、やっぱり動きをしないと駄目なんですよ、県は。毎年行かなきゃ駄目なんです。前だったらね、それこそ、あ、あの町長だったら俺はよく知ってるしね、お祓いも受けたし、こういう流れができてた部分はいっぱいあるんですよ。現実ですよ。人なんですよ、人と人のつながりなの。行政もね。だから、太田君が一生懸命汗かいて何とか何とかといったって、「太田、あいつ知らないよ、俺は」なんて。こんなことになったら駄目なんです。人脈を大事にするということは、何も一緒に飲めということじゃないよ。やっぱりコミュニケーションをいかにつくるかということが大事になっているんで、私は稲垣教育長がいろんなところを苦労されて、優秀な学校の先生をやっていた。それも人脈だと思ってる。副町長も県から来られた人脈だと思ってる。それを大いに使ってもらわなきゃ困るでしょうが。と私は思ってますので、ぜひとも能力のあるお2人以上の方がそういうパイプ持ってるんですから、やってください。副町長、いかがですか。

○副町長( 小野 淳君 )今お話ししたとおり、私も県に長くいましたもので、いろいろ県とのパイプは持っているつもりでございます。その辺についてもですね、その都度都度、必要に応じて私も直接伺うこともございますし、電話なりでお願い、相談することも多々やってございますので、これからも引き続き行っていきたいというふうに思ってございます。

○9番( 笠原俊一君 )やっぱりね、県であの方だったら俺は行かなきゃまずいよって、いっぱい部下がいて、長い間いろいろ面倒を見た人なんでしょうから、絶対だと。教育長も同じだと私は思ってます。ということで、ぜひ、いろんな人脈を駆使してやってください。

 さて、時間があまりなくなってくるんで、先に進んでいきます。1の4番として、特定寄附を受けた事業への対応ということで、これは特に臨御橋の架け替えプロジェクトに特化してお伺いをしていくつもりでしたが、これについてはもうあまり言いません。というのは、伊東圭介議員あるいは金崎議員にお話をして、町長のほうも、昨日も今日もしっかりと…昨日ですか、発言をされてます。決める責任、町長の発言。早める、町長は部長の答弁より早める覚悟だ。金崎さんの質問には、町長任期の中で道筋はつけると発言されてますので、これ以上言いません。ただし、町民の思いがこもってますので、ここに載せてきました。もう一度よくお読みください。これ以上は言いませんので。よろしくお願いをしたいと思います。

 じゃあ、次に移っていきます。これの資料もね、2019年にクラウドファンディングのための印刷物だとか、ぐちゅぐちゅ言ってしまったね。平成31年の臨御橋の町長施政方針、持ってきてるんです。読むとつらいでしょう。責任ありますからね。だから深追いはしませんけども、写真も見せたことですから、よろしくお願いをいたします。

 そして、私は預かってきたのが、切手だとかね、出てるんですけども、こういったものを作って葉山一色商店会、こういうのを作ってね、何とかお金を集めよう。ただし、もう1億8,000万、1億9,000万、昨日の発言で集まったんだということを聞きましたので、これ以上は着手。

 じゃあ、次に移ります。1の5番として、公共施設等再整備計画。令和6年度第2次実施計画を予定どおり行うということで、これも昨日、初日の伊東圭介君に対する発言でありましたので、これもしっかりと、何年度には発言をするといって、これ以上のものは期待ができませんので、これについてもやめておきます。

 ただしね、やっぱりこの場所で言ったからには、何があっても、コロナがこうなっても、やることをやっていかないと、もうお金は残っているものを使っていかないと、もうその待ってる子供たち、待ってる人たちがいなくなっちゃう。それをぜひ肝に銘じてください。お願いをいたします。ですから、1の5番の公共施設等再整備に関する計画も、私の中ではお2人に答弁をされた中でよしとして、あとは町長の決断、これをお待ちいたします。

 もう一回、決断を、決意を言いますか。お願いします。

○町長( 山梨崇仁君 )一般質問も多くの議員の皆様から御意見を頂いて、私も御答弁させていただきましたので、笠原議員も大変かと思いますけれども。改めて臨御橋をはじめ公共施設等につきまして、まずは決める責任というものをしっかりと胸に入れてですね、決断をしていきたいと思っております。ただ、間違えた決断は決してあってはいけないということは申し上げたいと思いますので、これも先日、石橋というふうに引っかけてお話を頂きましたけれども、ただ、行政ですので、これからの50年、100周年になぞらえて、これからの100年を見据えてですね、葉山町の永続的な繁栄のための公共施設という観点もしっかりと入れていく上では、調査をして情報を整えて、地域の方との話合いの上で公共施設の再整備をしっかりと進めてまいる覚悟です。また臨御橋につきましても、たくさんの方々の思いを頂いていることは重々承知をしてございますので、一刻も早くですね、きれいな赤橋としてお披露目できるように尽くしてまいりたいと思っております。

○9番( 笠原俊一君 )まあね、ちょっとあれなんだけども、これから調査してなんて言わないでよ。もう、だって全部調査が全部終わってから、やろうと結論したんじゃないのって私は思ってますから、まあまあこういう席ですからね、あまり今の心情を吐露したものがあるかもしれませんけども、やるよって一言言ってもらえば、私はそれで結構です。昨日の金崎議員、おとといの伊東圭介議員への発言を信じてお待ちをしております。ただし、この場に私がいればということなんですけども、いるように、ここにいるみんなで努力はしたいと思ってますけども、ぜひとも今の言葉は、ここにいる議員の方々、聞いて覚えておいてください。

 さて、最後に稲垣教育長の出番があまりなくなっちゃうと申し訳ないんで。オンライン教育と小・中一貫校ということでお尋ねをしていきます。先ほど話ししたように、コロナ感染症対策としてオンラインあるいはITを使う授業が進んできたということは認識をしています。ただし、先ほどちょっと話をしたように、コミュニケーションというものの本来の在り方、それは先ほど私が、﨤町さんが答えた答弁と同じだと思うんですけれども、やっぱり教育というのがこの間、マスクで友達と顔も見えないよ。だから何とか大人が飲むときマスクを外すんだから、私たちも給食のときぐらいマスクを外したいよって、切実な願いを受けたでしょ。子供たちって、すごい敏感なんですよね。よそでこれで食べている。少なくてもお家で食べているような感覚でお友達と話がしたい。だから、オンライン教育というのはどうなのかなという私、思いがしているんですね。ましてや、この小・中一貫教育ということになっていったときに、もう少し、また後で話をしますけど、まずそのオンライン教育ということの考え方、こういう時代だからしょうがないんだということがあるとは思うんですけども、それを補完する何かがあるんじゃないですか。だから、さっきのそれこそ中村さんの発言で、放課後児童の育成の場所が出てきちゃったりね、するんじゃないのかなと僕は思ってるんですね。学校で全部友達と消化して、終わってから遊んで帰れれば、あまりそういうのは必要ないんじゃないかなって、疲れて帰ればね。夕飯に帰るよと言えば。と思うんだけど、そのオンライン教育というもの自体が低学年のうちはいいのかと、多分もう答え出てるんで、まずお伺いします。いかがですか。

○教育長( 稲垣一郎君 )オンライン教育の是非論についてのところだけ、まずお話をしておきます。実は前提論がございまして、ちょうど議員が先ほどお話があった、コロナが始まる1年ぐらい前からですかね、2019年あたりから文科を含めてですね、これまでの教育の在り方というもの自体に非常に問題があるんだろうというところの議論がされ始めたところです。ちょうどその中のところでコロナが始まりまして、全国のところの小・中学校に高等学校よりも先んじてGIGAスクール構想でパソコンが配られ始めました。そして、緊急事態宣言があり、オンライン教育をせざるを得なくなったというところがございます。議員おっしゃるとおり、オンライン教育はあくまでも、よく言われるのは、私たちが普通にこれまで学校で使っていた筆箱の中にある鉛筆と消しゴムでしかないです。したがいまして、教育の中におけるところは対面であり、コミュニケーションをしっかりとるのは、常に1対1、あるいは1対多のところの人対人というところですので、オンライン教育がメインになることはないというふうに考えております。

○9番( 笠原俊一君 )いろんなね、「二十四の瞳」じゃないけども、映画だとかテレビだとか、いろんなものを見ると、子供同士の友情を育む、あるいは憧れの先生と一緒にいる。思春期でそういったものが情操教育、あるわけですよね。あんな画面でもってやりとりして、確かに知識だけは入るかもしれない。それはだから僕はね、本来的に教育というのは情操教育とかそういった意味の教育と思ってません。私は剣道をもう50年以上、子供たちに教えてますけども、オンラインで教えたことはありません。こういう運動ですから、一緒に肌と肌を合わせて、叱るところは叱って、これがオンラインの剣道だったら、みんな見ているだけで強くなったら、何も苦労がない。そうじゃない。教育というのは、勉強だけじゃなくてね、やっぱりいろんな人と触れ合う、例えば給食、今日おいしかったね。給食のおばさん、頑張ってくれたね。これも教育だと思うんですよね。私は。だから、ヤスデのこともしかり、学校で子供たちが、いい学びやでいるところに水をさすようなものは駄目だというようなね、発想的なものがみんな違ってくる。考えると思うんですよ。そうしたら気づきがあるし、オンライン教育だけだったら、ヤスデがいくら出たって構わないじゃないですか。でしょ。そういう論法になっちゃったら駄目なんです。ということで私は思っております。どうですか、もう一回。やっぱりみんなと何とか汗を流す。こういう教育をしたいよという強い思いがありませんか。

○教育長( 稲垣一郎君 )先ほどもお話ししたとおりでですね、1対1あるいは1対多の中でのコミュニケーションをどうはかっていくかというところというのが、教育の中では実は全てです。ですので、議員もおっしゃったとおり、学校だけで教育を行うこと自体にそもそも問題があり、放課後であったり、あるいは家庭教育であったり、様々な大人の方と議員がされているように道場に通ったりとか、そういうところの中での全般の教育でございますので、オンラインというのはその中のほんの一部の補完でしかないというふうに考えております。

○9番( 笠原俊一君 )ありがとうございます。そして、将来ね、小・中一貫校ということで発言もありましたけども、昨日同僚の荒井議員が一貫校の話しました。我々視察したのは、施設の一体型の小・中一貫校の宇城市の豊野小学校だったんですね。そこは少しお話をしますと、中学校の校舎、2階建てだったと思うんですけども、そこのすき間に小学校の近所の小学校、体育館だとか、校舎をつなぐような形で小学校が平屋のものを造ったんですね。だから、これはそれこそ初日の伊東圭介君が言ったように、そんな高いものでというんじゃなくて、木造だったかな、割と暖かい。つなぐような形で、うまくそれが中学生と小学生とつながるような流れになっているんですよね。だから、そこでやっぱり人と人とのコミュニケーションというのが生まれますし、お兄ちゃんと弟という関係も生まれますし、また一緒になってミーティングができるような部屋も造ってあるということで、やっぱりアイデアだとか知恵でそういったものができるんじゃないかなと思ってるんですよ。漏れ伺うと、南郷中と長柄小学校と分離型の一貫校というんだけど、それはちょっと私は違うんじゃないかなと思うんですよね。いろんな制約があるんでしょうけども、本来的には意味する小・中一貫というものの目的というのがね、豊野の報告書、見たと思うんですけども、その中ではやっぱり先生同士の交流、あるいは子供間同士の交流というもので、子供の成長を促しているんですよね。ですから、ぜひともそういったことも考えながら、採算ベースとかそんなこと考えないで、もう少し違う分野で、何のために小・中一貫にするのか。人口が減ったから単純に減らせよということじゃないはずなんですよね。地域の特性を生かしながら、より子供たちが学べる雰囲気の場所をつくるんだということだと私は思っているんですけども、いかがでしょうか。

○教育長( 稲垣一郎君 )これも議員おっしゃるとおりでございまして、最終的にはですね、当然建屋が同一のところの部分の小・中一貫校が当然理想でございますし、それを造るというところの過渡期の段階では、先行してカリキュラムを含めてのところで小・中一貫校分離型を建てさせていただくというふうな形でお考えいただければと思います。ついて考えるにはですね、小学校という概念と中学校という概念自体も取ってしまう可能性がございますし、さらにその中で、異学年的なところのクラスをつくっていったりとか、様々なことを考えながら、今おっしゃったとおり、いろんなお兄ちゃん、お姉ちゃんが下の子たちを面倒を見る機会をたくさん増やしたりとかですね、そういうことも考えながら、これから先の令和7年に向けさせていただければと思っております。

○9番( 笠原俊一君 )またこれもね、私の知る範囲の話なんですけども、旧役場跡地、あそこはもともとうちの母親なんかの頃というか、その前というのは、分校みたいな形で、そこにみんなが集って勉強していた。多分あそこはお寺さんがあるんでね、お寺さんが子供たちの勉強のためにとかね、子供の育成になんて貸していたんじゃないかと想像はするんですよ。あそこにあった。だから、発想自体、発信自体がやっぱり何のためにということですから、やっぱりいい建物でということよりも、人が集うためのこういったものができるというね、ものの発想って考え方だとか、本質がずれちゃうんですよね。何のために必要なのかということ、今いろんな時代ですから、新しいものをいろんなのを入れなきゃいけない。電子黒板を置かなきゃいけないとか、いろいろなことがあるのかもしれませんけれども、やっぱり大もとは何のためにやるかということだから、それに協調するというかな、理解をする住民の人たちも応援するし、それがずれちゃうとね、ただ人数が少なくなった。財政的に厳しい。だから統合するんだ。駄目だよ、そんな。やっぱり子供たちがいい環境で、1年ギャップだとかなくて、いい成長ができるんだよ。あそこにはいい先生がいて、先生を慕って学校に行くんだよ。いい友達がいるところなんだよ。そういうような学校づくりが本来の学校の在り方だろうというふうに私は信念を持って思ってますので、ぜひともそういったことで、これからの運営をよろしくお願いをしたいと思います。

 さて、もう最後に、あと2分になりました。私は一回としてオーバーしたことありません。なるべく皆さんのために時間ぴったりで終わる。あるいはその前に終わるというのが私の主義でございますので、あと2分…あと1分ぐらい使って終わりたいと思います。

 さて、最後になりますけども、前にも私、話ししました。人は大変な苦労しながら、一つずつ、商売しかり、行政しかり、さっきも言いました。公僕というのはどうやってできたかという成り立ちということを話しました。そこで、前にも言ったと思うんですね。上杉鷹山、ジョン・F・ケネディが大統領になったときに、政治家で尊敬する人、誰ですか。日本の上杉鷹山です。この人が、なせば成る、なさねば成らぬ何事も、なさぬは人のなさぬなりけり。一粒の火種という本で漫画にもなりました。ぜひとも、なせば成る、やらなきゃいけないという思いでいてください。そして皆さんに最後にプレゼント、これは私が議員になるときに先輩が、笠原君、松下村塾の教えだよ。前にもこれ、言いましたよね。たしか個人的に山梨町長にも、こうしたものをプレゼントしたつもりです。これは私の座右の銘の一つです。温故知新、これも私の座右の銘の一つです。そして、これは松下村塾の「聨」というのは、私のドア入るとき毎日見てます。たくさんの本を読まなければ後世に名を残す人になりませんよ。万巻の書を読むにあらざるは、いづくんぞ千秋の人たるを得ん。自分の労力をいとうようじゃ、天下万民のためになりませんよ。一個の労を軽んずるをあらざるは、いづくんぞ町民の安くをいたすを得ん。これは公務員、あるいは政治家が持たなければならないことだと思っております。どうぞこれを皆さんにプレゼントしますので、よろしくお願いをいたします。以上で終わります。ありがとうございました。

○議長( 待寺真司君 )これにて9番 笠原俊一議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。

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