平成26年4月8日
行政視察報告書
(会派の場合)
会派の名称
代表者氏名 笠 原 俊 一 ㊞
参加議員 荒 井 直 彦 議員 鈴 木 道 子 議員
待 寺 真 司 議員 笠 原 俊 一 議員
視 察 先 (1) 三重県鳥羽市
(2) 三重県玉城町
視察目的
(1) 鳥羽市 インターネット中継
(2) ペーパーレス化・IT化
(3) 議会からの情報発信(議会の見える化)
(1)玉城町 ICTを活用した安心・元気な町づくり事業について
(2) 高齢者医療費の増加抑制対策について
鳥羽市 対応者)鳥羽市義解副議長 坂倉弘子
日本経済新聞 産業地域研究所主任研究員 中川内克行
議会事務局長 寺本孝夫
議会事務局係長 北村純一
3月26日、鳥羽市視察・3月27日、玉城町視察を上記議員4名で上記目的の視察をしてきました。
1 鳥羽市は三重県の東端に位置し、志摩半島の北半分を市域として、4離島を擁し伊勢湾を望む市であり、沿岸漁業、のり、わかめ、カキ養殖も盛んで観光客も24年度420万人訪れている。
面積108.03㎢ 人口21.429人・8.367世帯(24年3月末)(離島を含む)である。人口の約2割3800人が離島住民であり、65%を観光業・漁業が占めている。
インターネット中継・IT化・議会の見える化について
先ず、単にペーパーレス化を目指しているわけではないと北村係長より発言があった。
詳細については資料添付をするが、23年ごろからIパッド2台購入し共用使用を始めたところ便利であるとして、24年春には14人の議員全員が所持し、通信費は政務調査費扱いとしている。
Iパッド利用では逗子市。埼玉県飯能市があると説明された。
議会での質問の際、パネルを使用しての質問者(現 坂倉副議長)があり、道路の破損状況等の写真から言葉では説明できない状況を視覚で確認することができ、行政側との問題点の共有化ができた。とコメントされた。
パネル使用の際、著作権や肖像権等注意事項必要とのこと。
三重県内利用状況 津市・松阪市・伊勢市
パネル表示の発展型として議場での説明の際、Iパッドやパソコンからのデーターを46インチモニター2台に映し出す仕組みにした。
現在の課題
ウイルス対策として持ち出し、USB接続禁止とのこと。
2 玉城町
対応者)総務課長 林裕紀
議会事務局長 小林一雄
三重県伊勢市の隣町、東西8.3km、南北7.7km、総面積40.94㎢で概ね平坦な田園と丘陵地。人口15.516人・5.467世帯(平成25年4月1日)
議員数13人
現在の高齢化率は23%程度だが、部制の無い町で、町長より特段の指名で林課長が数々の先進的福祉施策や将来の高齢化社会に先駆けてのユニークな事業の取り組みに驚かされた。役場は午後7時まで開庁し窓口サービスに努めていること。年間の視察件数も100件を超えるとのこと。さらに自助・近所(近助)共助精神が重要との言葉が印象的であったことや、町長選挙が無投票選挙であったこと。また、議会だよりを発行していないことも驚きの一つであった。
ICTとはインフォメーション・コミュニケーション・テクノロジーで情報通信技術を使用し地域のコミュニケーションを作るという意味です。
オンデマンドバス 住民誰でも無料で町内移動ができるバスで、窓口となる社会福祉協議会のオペレーションに携帯、パソコン、電話等で予約すると町内循環の3台のワゴン車が乗合性で効率よく住民移動をサポートする仕組み。
町内にある温泉施設・病院・スーパー・役場・郵便局・銀行等多目的な利用が可能です。オペレータはGPS機能から車両位置確認出来、運転手に的確な指示をしている。こうしたサービスは高齢者の外出する機会を増やすこととなり健康増進や人と人のつながりから地域コミュニケション増強にもなる。
さらに、町の医療費の削減に繋がるとした考えがある。ICT利用の要支援システムや安否確認システムもある。
住民データをきちっと管理していくことで住民福祉向上に貢献していた。
更新日:2015年03月08日