更新日:2021年03月28日
○9番( 笠原俊一君 )9番 笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、これより一般質問をさせていただきます。
まず初めに、先月の3月2日の日に行われました令和3年度予算特別委員会の町長・教育長質問の議事録を頂き、私の質問中に2か所誤りを確認いたしましたので、本席をお借りしまして訂正をさせていただきたいと思います。
まず1か所は、南郷上ノ山公園の総合的な管理についての質問の中で、「阿部倉山山頂部は逗子市」と発言をしております。しかしながら、私の頭の中では二子山を描きながら言っていたつもりでしたので、「二子山山頂部は逗子市」ということで訂正をお願いをしたいと思います。
また2か所目は、しおさい公園の新たな在り方の検討についてという質問の中で、しおさい公園は岩倉具視氏、井上馨氏の別荘の跡と発言をしてしまいましたが、正しくは岩倉具視氏の息子さんで岩倉具定公爵、金子堅太郎伯爵、井上馨子爵3氏の別荘を大正6年7月にお買い上げになり、その後、大正8年竣工されたものが現在のしおさい公園であります。以上2点、おわびして訂正をさせていただきたいと思います。大変、後々資料を見た方が誤解のないように、よろしくお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは質問に入っていきますけれども、今回の質問は、長柄の3議員が最後のトリということで、私は最後の2番目、今の石岡君がその前と。今日は長柄3人の議員が発言をするんですが、もうコロナ関係いろいろ重複した質問が出ておりますので、できるだけ割愛をしていこうかな。私のメインで今回、ウィズコロナ時代における健康増進施策とスポーツの推進についてということについても、いろいろ聞きたい中身の内容については、かなり重複しているなということで、私も思っておりますので、大分割愛をさせていただきたいなと思っております。
この2項目あるうちの1項目につきましては、ここに趣旨ということで、質問の要旨ということで、こういうことを聞くから発言してよということで、1つにはスポーツ庁趣旨について、福祉や健康の観点で伺いたいよと。また施設整備、あるいは近隣施設使用を含めた早急な課題としての対応を伺いたいよ。学校教育や社会教育の観点でも教育長に伺いますよと。両方、2人に、町のトップであるお2人にお伺いしたいと。また、体育館・校庭など学校施設の利用促進というものも、このウィズコロナ時代ということの中で、どういうふうに扱うのかなと。昨日の金崎さんの質問の中でも、アフターコロナではなくて、一、二年はコロナとおつき合いしながら行政運営をされていかなければいけない。我々議員の中でも、町民の健康を優先しながら、いろんなことについて、この2年間についてはいろいろな施策の提案をしていかなければいけないと、こういう観点で質問をしようと思っておりましたが、中には納得した部分もございます。そして、早期に体育館の施設だとか運動施設建設も必要じゃないの。また、他自治体だとか民間の土地も利用する、この2年間のうちはね、していかないといけないじゃないのと。最後には、この新しい時代というか、本当はつき合いたくないコロナですけれども、仕方ない。一緒になって町民の健康を考えながら行政を運営していかなければいけない新しい時代に入っておりますので、そういう中で今までとは違うという意気込みの中の町長の所信。教育長はこの3月でお辞めになりますけれども、教育全体のトップとして、やはり引き継いでコロナ禍でも大切なものはあるよということでね、この所信という意味合いからお2人に聞きたいということで話を持っていこうということでありましたけども、中についてはいろいろ発言、私の理解するところがございました。しかしながら、こういった観点、まとめてお答えをいただきたい。
そして、これは決算…あ、失礼、予算の委員会の中でも教育の部署あるいは福祉の部署でも、これ、土佐洋子議員が発言をしていましたけれども、ウィズコロナ時代に高齢者の健康二次被害をスポーツや社会参加で予防するためにという指針が、もう私、示しましたのでね、各部署でその理解はされたと思うんですよ。そして、この頂いた中にはいろいろ、土佐議員の資料のほうが新しいので、私の前のかもしれませんけども、同じようなことですね。健康な高齢者が2週間、家の中であまり動かない、動き回らないようにすると、足の筋肉量が3.7%減少したという報告もあり、約3.7年分老化に相当とかね、あるいはずっと部屋にいて寝たきりだとか、そういったのをやると、7年間の筋肉の減るに匹敵しますよ。あるいは、いろいろな病気になりますよ。アルツハイマー型認知症にもなりますよというようなことも書いてあるということで、つながっていくということで、これも予算の委員会の中でお話ししましたので、子供の健康、スポーツの推進だとか、子供の学校教育にも非常に影響がこの2年間はもう既に出ているところでありますし、教育長がお辞めになった後でも、やはりウィズコロナということで、子供の健康だとか社会教育の場所で考えていただかなければならない大きなテーマがお2人には課せられていると。いろいろ、各課にまたがってますので、そういう大きな目線でもってぜひとも意見を頂きたいと、このように私は思っております。
次の質問についても、これに関連したことの中で、里山ということの話も私は描いておりますので、総合的な考え方ということで結構でございますので、これから、さっき私が言いましたように、近隣の町を使ったり施設を使ったりしながら、あるいは早くその学校施設を開放したりしながら、町民の方の、子供たちも含めてね、全ての町民の健康だとか、まちづくりの在り方だとか、町長においてはコミュニケーションの在り方が非常に不足したというような話もされていましたよね。非常に関連して、町のほうにはこれが全部に影響して、財政にも影響していると。ものすごい大きな課題でありますので、この件につきまして総合的で結構ですから、1番の1項目目のウィズコロナ時代における健康増進施策とスポーツの推進について、私は分類して7項目に分けてこういうことを聞きますよと言ってありますけども、総合的で結構です。意気込みでも結構です。こうしなければいけないというものは枷られた町長でありますので、町民の健康、安全のためにもね。教育長については、お辞めになるかもしれませんけれども、やはり子供たちの教育あるいは社会教育といったところの観点から引き継いでいっていただかなければいけないということで、新たな時代を迎えた中での所信ということで、総合的に発言を願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○町長( 山梨崇仁君 )私のほうから先に。ウィズコロナ時代における健康増進施策、スポーツ施策という設定で御質問頂いておりますが、もともとコロナ以前の葉山町はですね、私の勝手な主観も入っておりますけども、スポーツや健康意識が高いというふうに認識をしております。その中で、皆様からも、この後、笠原議員からも体育館についての御指摘を頂いておりますけども、スポーツ施設を充実していくべきということは、議員の皆様からたくさん頂いてまいりました。私もそれにぜひ同じ方向に行きたいというふうに思い持っておりながらもという議論がこれまであったところでありますので、それが止まってしまっているという現状がですね、非常に残念でなりません。例えば今、健康増進施設として町からも幾つか施設の設定をしてチケットを出していますけども、施設がそもそも今、稼働していない状況ですので、こういった状況において町民の方々もですね、非常にストレスがたまっているんじゃないか、また健康に不安を感じているんじゃないかということは、とても危惧をしております。ウィズコロナという中で、どこまでマスクを外して、また人と接触するようなスポーツを含めてですね、できるようになるのか、私も正直まだまだ不確定なところはあると思っておりますけども、できることであれば従来の形に戻していけるように、なるべくそこは努めていきたいというふうに考えております。
私自身、スポーツを長らくしてきましたので、今も、でも私自身もフラストレーションを感じている一人ではあると思っておりますけども、ぜひ葉山町のアフターコロナにおけるスポーツ、健康増進についてはですね、今までに増して、できることがあればという気持ちでどんどん活性するように望んでいきたいと考えております。
○教育長( 﨤町和久君 )ウィズコロナ時代における教育長のこの方面での所信ということでお尋ねがございました。最初に、語義詮索というわけではありませんけれども、ウィズコロナ時代というふうな定義がありまして、その中でのスポーツ、健康についての話ということになってございます。この1年間を振り返ると、私自身の認識では、基本的にはアンダーコロナ、コロナ禍が依然として真っ最中であり、その中に置かれているんだなというふうに思っています。実際に緊急事態宣言があった時期、それからGoToトラベル等を経た後での緊急事態宣言の2度目の発出、その延長というようなこともありまして、多少は時期時期でまだら模様というんですかね、そういうことはありますけれども、広い意味ではこの1年間はアンダーというぐらいの状況なのかな。そのことに対する備えみたいなものについては、やはりきちっと念頭に置かなきゃいけないだろうと思います。
とはいえ、様々な傾向の中で、まだらと申し上げましたけれども、今後はワクチン接種も始まりましたし、普及にはまだ少し時間がかかりそうですけれども、ある一定時期には当然ウィズコロナと言っていいような状況になるかと思います。ウィズコロナも多分、あるめどが立ったターミナルみたいなものについて言えば、インフルエンザと共存といいますかね、インフルエンザ程度のおつき合いをする時期が来るのかなというふうに思っています。本当を言えば、アフターコロナと言えるような状況というのは、かつての天然痘とか、あるいは赤痢、疫痢のような細菌感染症の撲滅とまでいかないかもしれませんけれども、ほぼ駆逐したような状況まで来れば、完全にアフターと言っていいのかなと。そんなふうに自分の頭の中では時代はイメージしています。
そういう様々な時代を通じて、それぞれ時代の状況は大きく違いますけれども、私たちはこの健康とスポーツの問題について、常に念頭に置かなきゃいけない基本的な考え方があるというふうに思います。それは、スポーツ基本法にうたわれている、読み上げませんけれども、簡単に言うと、運動したりすることを通じて健康で幸福な生活を営むことは権利なんだという言葉がありますね。大変重い言葉だと思います。である以上は、どのような状況下であれ、その状況に見合った対応をとりつつも、この権利の実現といいますか、保障といいますか、支持といいますかね、これは確実に果たさなきゃいけないものだというふうに考えています。こういったことを大前提とし、くどくなっちゃいますので省略しますけれども、スポーツ推進計画の中でも同様に、町民がいつでも、どこでも親しめるような健康・スポーツ活動というふうなことをうたい上げているわけでございます。
さてですね、こういったことをベースにしつつもですね、今申し上げましたように、時期によって様相が違いますので、それを保障する仕方は当然変わってくると思います。少し学校教育の中でね、私たちが大変重要だと思って考えてきたことは、よく言われていますけれども、子供たちの安心・安全と、それから学業保障の両立ということだったと思います。これに関しては、少し応用して、町民の健康・スポーツ活動についても使えるのかなと。あるいは、子供たちには体育活動についても使えるのかなというふうに思っています。この両立はしっかり保障しなければならないと。この両立に見合った言葉として、新しい生活様式とかニューノーマルなんていうことが言われていますので、言葉の定義は置いておきまして、そこでうたわれている様々な健康予防策みたいなもの…ごめんなさい。感染予防策みたいなものをしっかり保持しながら取り組むことが大事なのかなと。多くの方がお気づきになっていると思いますけれども、学校の場で手洗いとかね、マスク着用とか、給食かわいそうですよね。かわいそうだけれども、対面でわいわいがやがやで食べるのはやめようとかね、ああいうことを通じて実はインフルエンザの発生報告、今年はないですよね。我が町でないだけではなくて、実はこの間、親しくおつき合いしている寒川町の教育長とも話しましたけれども、葉山より結構規模の大きい寒川町でも発生してないと言ってましたね。ということなので、図らずもこの手洗い、マスクの励行みたいな新しい生活様式というんですかね、そのことが結構いい効果を発揮したところもあるんだというふうに思います。
一方でこの新しい生活様式といいますか、ウィズコロナ的状況の中で、私たちが当初は予想しなかった厄介な問題がありますね。学校教育の場でも、特に大学教育なんかでは、リモート教育とかリモート学習ということを盛んに言われていて、それはそれで、こういう限られた状況の中で学習を保障するという、いいツールなんだというふうに思いますけれども、一方であれによって多くの学生たち、子供たちもそうだと思うんですけれども、結構心にダメージを受けていて、身体面だけではなくて、結構鬱発症が多いですよね。そのことと子供たちの自殺数が増えたことがダイレクトに因果関係あるかどうかは検証待ちですけれども、でも、子供たちの精神的なダメージもあるんだというふうに思っています。そういうことがウィズコロナの中で考えていかなきゃいけないことなんだと思います。
長くなって恐縮ですけれども。という中で、まず1番目、完全なアンダーコロナ状況といいますか、緊急事態宣言発出下では、これはやはり安心・安全といいますかね、生命・身体に関わることを基本的には優先をしつつ、当初の健康活動の維持を図っていかなければいけない。以前、部長が別の御質問に対してお答えしましたように、南郷上ノ山公園も、有料運動施設については残念ながら閉じていますけれども、最小限度公園自体は開けていて、ぜひウォーキングとかジョギングとかに活用してもらいたいというようなことをお答えしました。これは最小限のベースラインだと思います。これだけはしっかりやらなきゃいけないし、実はウィズコロナが長くてアフターコロナに到達するまで相当時間がかかるんだとすると、相当長期間にわたって、実はこの面での健康維持や運動の促進ですかね。それを活性化していく必要があるのかなと思います。様々な御指摘がありました。例えば散歩、ウォーキング、ジョギングでも、少し休憩するようだ、ベンチを含めたそういう施設設備が足りないんじゃないかというような御指摘がありまして、私もなるほどというように聞いておりました。このベースラインがそういう意味での誰でもできる健康維持活動なんだとすれば、そのことに配慮した対策というのは、ウィズコロナでも必須だと思います。私たちは基本的に運動施設の管理を中心にした事業の委託を受けてやっていますけれども、そういった面を今後しっかり考えていかなきゃいけないし、大きな施設開閉につきましては、町部局と相談しながら、みんなの公共施設計画の中で改めて提起していく問題だろうというふうに思いますけれども、そういったことは今、重要なのかなというふうに思っています。子供たちだけではなくて、高齢者の方につきましても、この家の中で逼塞蟄居みたいな状況に押し込められていて、運動不足のみならず、やはり心のケアの面でも様々な心配事が発生しているということも十分分かっていますので、安全・安心、両立ということを図りながらも、表に出よう、外にしよう、健康のために運動しましょうというような呼びかけと、それを支えるような施策というのは当然必要になってくるのかなというふうに思っています。
従前から言われていますように、葉山町の健康・スポーツ活動を促進していくことはとても大事なことだし、最終的には町民の多くが望まれているように、施設面での検討ということも不可分だというふうに思いますけれども、この時代の新たな特徴として付け加えて言うんであるとすると、そういうベーシックな健康や運動に関する保障なのかなと、今はそんなふうに考えているところでございます。
学校教育についても、ほぼ似たところがありまして、私たちは学習指導要領の中に、これもなかなか一般の方が指導要領を読む機会はないかもしれませんけれども、教科別に記載がある中で、もちろん保健体育という科目があって、そこにいろいろ書いてありますね。そこに教科の目標が書いてあるんですけど、実はそれに先立って、総則という、学習指導要領の全科目に共通するものとして設定されたページがございまして、その中で実は保健体育活動の重要性をうたった箇所がございます。ですので、保健体育活動というのは単に一教科の問題ということではなくてね、それ以前に他の学習面における共通の要素、今では思考力とか判断力ということがよく言われていますけど、そういうことを促進する活動と同じように、実は保健体育活動も全教科を支えるような、ベーシックな機能を持った活動なんだということが言われていまして、そのことにも着目して、しっかり学校教育活動面においても、現状ではいろいろな制限をやっぱりかけざるを得ないんですけれども、緊急事態宣言が解除された暁には、またワクチン等によって次第におさまっていく状況の中では、そういったものをしっかりと保障した、活性化していくような活動をきちんとやりたいというふうに思っております。長くなりました。すみません。
○9番( 笠原俊一君 )これが一番いい解決策だということは頂けなかった。非常に苦慮しているというところは非常にうかがえたわけでございます。コロナウイルスがある程度収束して、ワクチンを皆さん打たれてと、心待ちにしている部分はありありと聞こえるようなお2人の発言だったなと思うけども。議員がいろいろ福祉の関係だとか学校の教育のことだとか、あちこち視察をしながら、健康長寿の町だとかいったところで、視察のところでは、年を取ったらなるべく外へ出なきゃいかんよということで、死ぬまで、ぴんぴんころりというようなところも見学をしてきました。そして今、葉山の中では、教育長の発言の中ではね、子供たちのときに、子供のときには海で一生懸命遊べと。ただし、危険は、危険のないように遊びなさいということで、割かし葉山の子供は野放しというかね、いろんな安全を確保しながら、大いに山・海で遊びなさいというのが葉山の教育だったというふうに私は思っていますので、どうしたらこの難局を乗り越えて町民の方々が安全にしていくかということを、もっと何ていうかな、各課で協議しながらやってください。でないと、それこそこのまま、もう長いこと、あまり人とも会えない、出歩かないとなると、内こもり、あるいはこもりがちな性格になったりして、明るい、前に出るような、人の心までむしばんでしまうことになるのじゃないかな。私は非常に心配をしているところですので、何とかこれを打破するためにも、ぜひとも頑張っていただきたい。
私の妹が千葉におりまして、去年、私の母親が亡くなったときに来て、こんなコロナでいろいろ制約があるんだよと言ったら、お兄さん、それは時代が違いますよと。こういう時代だからこそ、安心して、安全にできる施策がない町はだめですよといって、私の町はプールもやっていますよ。外に出るように、安全を対策していますよと、こう言われたので、あ、そんなものなのか。そんな行政によって違うのかといったことを気がついたわけですね。長ければ、ずっと閉じこもっていればいいというだけじゃなくて、安全に、どうやったらできるかということは、ぜひとも両方の部署で検討していただきたいと思います。これからもウィズコロナですから、全てオーケー、安全だということは言えないと思いますけれども、ぜひとも両方の首長さんは、首長さんと教育長については町民の健康と、全てに関わっていることですから、新しい方策を自分だけの頭ではなくて、みんなと相談して、どうしたらいいかということを検討してみてください。お願いをしたいと思います。ほかのジムだとか、そういったところも葉山にもありますよ。隣の町の施設を安全に管理しながらつき合う方策もありますよというようなことも、一つの手かなと思ったんですけども。あるいは、安全なね、山とか海とか、人と密にならないような形で、健康のために使いなさいよということも一つの手かもしれません。私の頭の中ではそういうことを思っていますので、ぜひとも協議をしてください。今までこんな、私の人生の中でこんな長いこと閉塞感を味わったことはありません。ぜひとも、皆さんも同じだと思いますので、この町のためにどうしたらいいかということをぜひとも考えて、行動に移していただきたいと思います。できれば体育館も早く造ってほしいということもありますけれども、財政的なこともあるでしょう。お金を使わなくても、あるものを町の予算、あるものを使って、いかに健康にしていくかということを、ぜひとも考えていただきたいということで、このウィズコロナ時代の健康増進、スポーツ推進ということは閉じます。
次に、里山の保全や活用についてということの話にさせていただきます。私はこの葉山の町全体、葉山の参考資料にね、みどりの基本計画、森林整備計画、環境基本計画、総合計画をいろいろ引っ張り出しながら、私の質問に合うところをポイントとして持ってきております。
それでね、まず、葉山の総面積というのは、1,706平方…失礼、ヘクタール。分類では、山林が927.3ヘクタール、住宅用地が294.7ヘクタール、農地が74.8ヘクタール、河川等で水面とか水路とか、そういったものが66.3ヘクタール、その他342.9ヘクタールと、このように土地の分類はみどりの基本計画の中に書かれております。用途地域の全体像としては、市街化区域の513ヘクタールで、市街化調整区域が1,193と。30対70というような、ほとんど70%が調整区域ということで、その中のまた山林部分はこういう面積だということで、私は葉山の山というのはね、この間、荒井君…荒井議員の御紹介で、阿部倉山に植樹、ロウバイの植樹をしてきました。そのときも町長も子供と一緒に来るよという話を聞いたけれども、残念ながら来られなかったようですけども。昔は、ちょっと前までの時代は、この葉山の山というのは、薪にしたりするということで、桜の木を植えていたそうです。そして、当然山の幸というか、そういう木を燃料に使ったりしていたので、きれいに手入れをしながら、斜面の日当たりのいいところは畑にしたりと、有効利用しながらね、私は葉山の山というのは今、私有地もありますけども、ほとんど里山という解釈を持っておりまして、この6割から7割の面積のある里山の状況、保全と活用などを総合的に伺うということで、この斜面を、山を使いながら、どういうふうにするのかということが大事な要素かなと思っておりました。いつも町長は、阿部倉山だとかいろいろな山登って、子供さんのね、教育のために登っているかもしれませんけども、いかがなんでしょう。親として町長は登っていられるのかもしれませんけども、首長として、この葉山の里山というものをどうしていったらいいのかということのお考えはございますか。
○町長( 山梨崇仁君 )ごめんなさい。あまり親としてですね、山登ったことはございませんで、どちらかといいますと葉山の山を自分自身で、自分のペースで歩きながらというふうに、いつもお邪魔させていただいております。なかなか親子連れ…実はそうして歩いてみますと、親子連れの方もいらっしゃるんですけども、どちらかというとやはり多いのは、年配の御夫婦だったりとか、もしくは登山としてサークルを組んでいらっしゃるといったらいいんでしょうか、仲間うちでいらっしゃっているんだなという方が多いなという印象を持っております。里山として整備が行われなくなってから久しいですけども、とはいえ、人々が歩く登山道といいますか、散策路につきましては、有志の方々やですね、所有の方々がですね、整備もしていただいております。町も産業振興課を中心に、町が所管するところについてはなるべく整備するようにはしているところではありますので、山に人が入れる状態というのは常につくりたいなというふうにも思います。ただ、一方でイノシシやですね、人的被害は幸いにしてまだありませんけれども、山には危険が伴いますので、そういった安全管理ということをしっかりと周知、啓発しながら、山とのおつき合いをぜひしてもらえるような町にしていきたいとは思います。
○9番( 笠原俊一君 )今、町長ね、安全と言っていたんですが、私も子供のころは本当に実家の山に、今みたいに雑草が…雑草というか、雑木というかね、ない、きれいに畑があったりね、山に登って正面の山、(今は葉桜住宅になっている)見たり、しょっちゅう山登ったり海へ行ったりしていました。そのころはね、イノシシだとかいなかったですよ。ハクビシンもいなかった。荒らしたために、人の手が入らなくなったから、いろんなものが入ってきたのかなという思いもしているんですよね。
それはそれとして、総合計画、昨年12月に後期基本計画が議会で、ここで、この場で承認をされて可決されました。今後4年間の後期基本計画がございます。その中で基本目標の中(5)で、豊かな自然に囲まれた中で、環境に配慮しながら、安全で快適に暮らしていける町というものが描いてあります。そして、基本施策の(14)の中で、緑の保全、良好な緑が適切に保全され、健全な生態系が保たれていますと、このように書かれております。そして、私の調べた環境基本計画の中でも、これは町有緑地に特化してきますけれども、まず、緑の現況と町有緑地の保全活動、町の緑の現況は、土地、里山、里地・里山、斜面地、市街地、海辺まで変化に富んだ地形が存在し、地形ごとの植生が形成されています。また、地域のボランティア団体等により町有緑地における間伐等の緑地保全が進められ、緑の質の向上が図られていますというふうに、これはどっちだったかな、緑の基本計画か環境基本計画の中に書かれている言葉です。そして、この町有緑地につきましては、これ、21年度現在でということで、37.6ヘクタール。イトーピア緑地が12.9ヘクタール、湘南国際村緑地が11.9ヘクタール、葉桜緑地が4.0ヘクタール、大正公園緑地が2.5ヘクタール、シーライフパーク緑地が1.7ヘクタール、湘南土地緑地が1.4ヘクタール、その他8か所3.2ヘクタール、合計37.6ヘクタールと記載をされております。
そこで、その町有緑地の1つ、今、石岡君に頼んで画面に出ております。これは長柄の芳ケ久保、葉桜の、葉桜を造成するときに斜面を崩した葉山の緑地になっているところですけれども、これが皆さんの知っている処だと、若宮陶器さんから上がったところの上、下から見たところです。そして、これは同じ箇所を上から見たところです。これは両方とも人の、特にここの上から葉桜住宅から見たところは、ごみが捨ててあったりしております。そして、この今…ごめんなさい。次の写真は、これは仙光院の下、松久保谷戸と我々は子供のときから言ったんですけど、一番石井さんの畑のどん詰まり。このところはきれいに畑の方が、石井さんだと思いますけども、自分の畑の上ですから、きれいにされています。そして、この間、中村議員がお話をされた、これはイトーピアの児童館側から見たところです。この手前のきれいになったのは、住民の方がね、危ないからといって、草も、通路の脇ですから、たばこをポイってやられたら火事になっちゃうのね。それで今、きれいに、ちょっとして、向こう側はまだこういった状態です。そして、これは残念ながら入り口が、入路がないけれども、葉桜住宅の上がり口、上からも写真は撮れません。入り口も上から見た…見るところも、これはできません。ただし、これも葉桜の斜面緑地、かつて葉山の町がお金を出して買ったところです。
私、今日は持ってきていませんけども、イトーピアの造成のところも、やっぱりこの斜面緑地に先ほど言いました斜面、イトーピア緑地ということで、12.9ヘクタール。ちょうど、例えば料金所の上のあたりとかね、いろいろ斜面緑地、町が管理しなければいけない。そして、さっきも言ったように、同僚議員は自分たちが一生懸命自分の山だとか、力を尽くしてね、昔ながらの安全な山にしようよということで、山をきれいにしながら、植樹をしているんですね。残念ながら葉山の町の…葉山の町の中では、こういうような状態になっているということで。
それでもう一つ。これ、今日は消防長に聞くつもりなかったんですけども、火災予防…これ、条例です。空き地に繁茂した雑草等の除去に関する条例というものがございます。私の知る限り、これを発動した経緯はなかろうと思いますけども、消防長、申し訳ない、答弁者になってないから嫌だといえば結構なんですけれども、町長に答えさせますから。これを発動した経緯ございますか。
○消防長( 小峰 守君 )昭和45年ということで、ちょっと私の知っている限りではちょっと記憶がございません。あくまでも、消防といたしましては、葉山町の火災予防条例に沿った形で、空き地に繁茂する枯れ草に限っての規則という形で、あくまでも火災予防上という意味合いで把握はしておりますが、この空き地に繁茂した雑草等の除去に関する条例というものは、ちょっと、どういう経緯でというのは、ちょっと私は把握しておりません。
○9番( 笠原俊一君 )この条例は、目的、出ていますよね。次のページいったほうがいいのかな。空き地に繁茂した雑草等の除去に関する条例、これ、葉山町の条例ですからね。昭和45年4月。この条例は、空き地に繁茂した雑草または枯れ草が放置されているために、火災または犯罪の発生の原因になり、かつ清潔な生活環境を保持することができないことに鑑み、雑草または枯れ草を除去するために必要な事項を定め、もって住民の生活の安全に寄与することを目的とすると、こういう条例の目的なんですよ。それで、今回、この間、葉桜のことについて、中村議員が言いました。本来は条例は、危険だからそのところの地域の草はあなたの土地だから刈りなさい。ただし、刈れない条件があった場合には、町が刈りますよ。ただし、それについての費用は町があなたに請求しますよという条例なんですよ。ところが、今度逆じゃないですか。住民の住んでいる方たちが危険を感じて、自ら草を刈りましょう。じゃあ町に請求されたらどうするんですか。条例の逆転ですよ。
こういうことが大切なことということで、里山の管理ということで私は思っているんです。そして、先日の髙梨部長の発言の中でもございました。何だったっけな。地域の方と、アダプト制度か。住民主導で斜面の整備を行ったりする、そういう仕組みをつくるということでね、アダプト制度もあるよと。私は、アダプト制度って調べたんですよ。よその町でもそうやって、住民と力を合わせながら、その町をよくしようという、いい制度ですよね。条例にはこういったことが書いてある。管理者の町がちゃんとしていない。当然、人が入らないところだったらばしょうがないのかなと思うんですけども、ある…荒井議員をあまりほめるわけじゃないんですけども、自分たちの町は自分たちで頑張って、自らやっていこうよ。植樹をしようよと。県の指導を頂きながら、そういう活動もしている。そういうことがひいてはイノシシだとか鳥獣、害獣の撲滅にもなるんじゃないかというのが描いているんでしょうね。そういったことでやっていられる、自らやっていられる。ところが、町のほうは自らの土地を人任せにしている。どう思いますか。町長。
○町長( 山梨崇仁君 )より多くの方々の協働を得ながらですね、町の管理地についてもしっかりと管理を行ってまいりたいと思います。
○9番( 笠原俊一君 )せっかく葉山の町長になられて、子供の健康だとかね、いろんなことを里山に連れて行ったり、いろんなこと、大事なこと。子供の教育にもなります。そして、この葉山の置かれている現状もね、こうしたらきれいになるよということを教えるのも、親として、あるいはそういったことを指導していく首長としてのやっぱりセンスがあるんですから、それを広げていっていただきたいと私は思っているんです。そして、それにはいろんな条例の中で、これは総合計画の中にも書いてあるんですね。総合計画の中で、町有緑地については危険木の伐倒、草刈り、枝下ろし、松くい虫防除などにより、適切な管理を推進します、こううたっているんです。ところが、やらないということは、いろいろお金がないから。お金がなくたって、火事になったらどうするのということになる。だから、そういったものをぜひともね、きつい言い方をますけれども、お互いに町民の安全・安心ということを含めて、やることはやりましょうよ。こういうことなんですよね。
それで、この話、もう少し発展させます。そして今、葉桜の有志たちが非常に危険だということで、自ら草を刈りましょうと。場所のほうにね、太田部長のほうも話が行ってるのかな、都市計画のほうにもね。それはさっき髙梨環境部長のほうから言ったように、一緒にできる方策があるわけですよ。ぜひともそれを利用したらどうですか。そして、それはそういう方向でやろうということが、いろんなこの資料、さっき私言いましたよね。私、これ、今回の質問で、参考にしているのは、みどりの基本計画、森林整備計画、環境基本計画、総合計画、そういったものを利用しながら発言していますよと、先ほど言いましたよね。これに合致することなんですよ。ですから、町民の方々の力を利用しながら、そしてああいう斜面ですから、大きな木を勝手に植えるというわけにいかない。それはだから相談の中でね。一生懸命やるには、やっぱり町民の方々の何ていうかな、楽しみの、ただ健康のためだけじゃなくて、副産物もやっぱり収穫というものも楽しみの一つなんですよね。そういったことを了解しながら知恵を出して、お互いに町民の方と行政が知恵を出し合いながら、こういう木ならいいんじゃないということをね、こういう野菜とかならいいんじゃない。全部斜面じゃないんですよ。途中途中、ひな壇になっていてね、危なくないように。さっき見せましたよね。この下から上がった、この段になっていますよね。こういうふうにできているんですよ。写真見えますよね、今。ですから、ぜひとも安全施策を講じながら、また町民の力を得ながら、私はあそこ、町民農園にしたらどうかと思っているんですよね。全て南向きの斜面地ですから、町民農園、水がないけども、2つの箇所については下からも上からも行ける。階段もちょっと、もう一つつけるといいかなと思うんですけども、町民の力、余暇活動も含めながらやると、このコロナの時代に子供たちも一緒になって手伝いますよ。そういった方策というものを描いたらいかがかなと思っているんですけども、これ、両方の、お2人に、教育的な観点もありますのでね、児童館の下側のことでもありますし、まだもっと別のところのこともありますので、町長も夢を描きながら、こうやったらどうということの実際にいろんな課にまたがっているし、防災安全上のこともいろいろありますから、詳しいことは難しいところがあるかもしれませんけども、一つの案としていかがでしょう、町長。また教育長、一つの案としていかがでしょう。
○町長( 山梨崇仁君 )先日のお話のとき、中村議員のお話にもですね、髙梨環境部長のほうからアダプト制度等を活用してという話がございました。里山の親制度ということで、その地域について、まるで自分の子のようにですね、育ててもらえる制度はどうでしょうという御提案でした。私も先ほど申し上げたように協働でというふうに申し上げたのは、その後、部長とも打合せをしてですね、緑地として管理しているところについては、緑地としての機能を保持していただければ、ぜひお願いしたいというふうに考えているところですから、町内会の方々がですね、あの場では出来上がった何か果実をどうするんだとかという話も一応ありましたけども、そういう細かいことは置いといてですね、地域の方々が緑地として管理していただく、そこを楽しんでいただけるような空間にしていただけるのは、むしろありがたいと私は思っております。既に都市計画では、公園の管理協定等も町内幾つか結んでおりますので、公的団体の町内会さん、自治会さんであればですね、それは非常に前向きというのか、むしろ町からもお願いをして、共に環境整備、またおっしゃるように子供たちやですね、大人の方も皆さんがそこで集えるような場所にしていくというのは、とてもいいことだと思いますので、本来あるべき緑地の姿だと思いますから、ぜひ進めてまいりたいというふうに今は考えております。
○教育長( 﨤町和久君 )お話の趣のね、町民農園どうかというようなことに関しては、所管ではありませんので、その是非についてはお答えするようなことではないかなというように思いますけれども、少し漠然としたことで、葉山とこういう…どういうんですかね、里山みたいなことについて思うことを述べてみたいと思います。
実は昨日夕刻ですね、上山口小学校に行ってまいりました。ちょっと湿っぽくて恐縮なんですけども、校長・教頭に会う機会もないかなと思いまして、御挨拶に行ってまいりました。帰り道すがらですね、思ったのは、実は葉山町、たかだか17平方キロでしたっけね、そのぐらいの面積ではありますけれども、でもその狭い中でも、その大部分が実はこういう山がちのところ、里山がちのところなんだなということをつくづく思いました。観光資源のようなことで言いますと、あるいは私がこの町に着任する以前の自分自身の印象で言いますと、どちらかというと海岸線沿いの風光明媚なところといいますか、そういうところばかりがクローズアップされていますけれど、実際の葉山の今後の大きな資源みたいなことで言うと、後背地の山の部分が大きいのかなと、改めて思いました。とても美しいですよね。部分的には最近は例の棚田ですとか、焦点が当たっているところもありますけれども、まだまだ葉山の魅力、そういった部分についての拡大していくことはできるのかなと思います。
幸い、葉山の学校は、葉山らしい教育の一環ということで、地域の体験活動とか、そういうことを旺盛にやっておりますので、そういったことは今後も継続し、葉山の魅力の相当大きな部分をこういう地域が占めているということを子供たちにも理解させていきたいな。また、子供…ちょっと大風呂敷を広げて自分が実現できないのは大変申し訳ないんですけれども、コミュニティ・スクールのような場でね、地域の方々が参画するときに、子供たちのそういうふるさと教育なり体験活動とかね、そういった活動に関する教育を推進していくことに関して助力を得るような、そういう中で教育と山の関係を深めていければというように思います。
○9番( 笠原俊一君 )今、教育長言われたとおり、葉山の町の中ではね、基本計画の総合計画の基本計画の中でも、人を育てる、あるいは生涯学習の振興だとか、生涯スポーツ推進の振興だとかね、そういったものにも関連してくると私は思っているんですね。長柄には桜山の古墳群というものもありますしね、その道路整備をしたりしながら、健康増進にもつながっていくんじゃないかなと思っているんです。ですから、葉山の、さっきウィズコロナ時代と言いましたよね。ない施設はしょうがない。雨の日は無理なんですけれども、晴耕雨読、雨が降ったら本を読むのでいいと思いますけれども、天気がよかったら外に出て行って畑を耕す。そういうことなんでしょうけれども、葉山の里山、古墳もあります。そんなところに登ったり、海の自然を楽しんだり、そういった一緒にね、町民農園じゃないんですけども、斜面地をきれいにしたりして、秋には収穫を一緒に楽しむとかね、町長が商工会の青年部のいろいろな活動のところにのぞきに行って、感銘を受けたり励ましたりして、町のほうも応援しているじゃないですか。その延長線をぜひとももっと大きく、このときにみんなの健康のためにもね、やっていきましょうよ。そういう意味合いで私は今回質問を取り上げております。
非常にね、この条例だとか持ち出して、こんな使ってない条例云々と言って申し訳ないんですけれども、やっぱり葉山にはこういったものもありますよ。参考にもう一つ、もう一つあるんですけども。これ、環境保全ということで、葉山の美化促進に関する条例というのもあるんですよ。これ、俗に言うポイ捨て条例ね。罰金2万円というやつで、環境課のほうでポスターだとかちゃんと、しっかり持っているんですけど、あれ、どっちかというと、商店の人が自動販売機の脇に空き缶が転がすようなことになっちゃまずいよということなんでしょうけども、それよりもやっぱりポイ捨てだとか、マナーの問題なんですけどね。そういったことも駄目だよといって、条例も作っているんですよ。ただ、これについても発動したことない。2万円の罰金取ったことないでしょう。罰金、誰が取るか分からないでしょう。これ作ったときも、みんなで議論したんですよ。誰がやるの。ただし、こういうことをしなくても、葉山はきれいになっているよということを胸を張って言いたいじゃないですか。そのために、このウィズコロナをぜひ利用して、町民一丸となってね、健康のためにもやりましょうという動きをぜひともしてください。
そして、早めに終わるつもりなのであれしますけども、去年の夏に議員有志で栃木県の茂木町に行ってまいりました。これは、崎野さんという方は町長も一緒にお会いになったと思うんですけども、こういうのがあるんですね。これ、非常にすばらしい活動して、半端じゃない。葉山の里なんていうものじゃない。それをぜひとも、時間があったら見に行ってください。レーシングが好きな方は、ホンダのレーシング場の隣の山です。すばらしい活動ですね。ここには、何だろう、年間30人、1か月ぐらい合宿しているような山をきれいに、里山の整備をしてね、30泊31日のキャンプだとか、様々な昆虫や動物の隠れ家、すみかとなる命の塔を建設し、設計したり建設したり、一般参加者とともに里山の森の再生・保全をプログラムを組んでやっていますというような、書いてあった。本当に、やっぱり目からうろこでしたね。行ってみて、あ、こんなことをやったんだ。子供の教育にもいいんだ。荒れていた山をきれいに、昔ながらにというかね、手を入れ、人の手を入れて、里山と触れ合う空間をつくったんだ。こういう大事なことが、やっぱり子供たちの教育に必要なんだということで、海外からの子供たちも受け入れている施設なんですね。こういう感覚を葉山の行政、我々みんなが思ったら、本当にすばらしい町になるな。私は感じたところであります。崎野さんとの交流というものも、町長されたと思うんですけども、もう行かれましたか、このハローウッズというのは。いかがでした。
○町長( 山梨崇仁君 )お会いはしていませんけれども、本を読ませていただきました。
○9番( 笠原俊一君 )いろんな知恵というのは、百聞は一見にしかず、あるいはいろんないい仲間から影響されながら、そしゃくしながら、自分のものにしていく。そして議員というのは、それを発表しながら町に提案して、町民の福祉だとかいろんなものに貢献しようと思って発表しているんですね。落ちているところを指摘する人間もある。私のように、こういう夢を描きながら、次の展開をどうという、サゼスチョンするような議員もいる。いろんなタイプの議員がいて、初めて行政って成り立ってくるんですよ。ですから、皆さんの中には非常にすばらしい幹部の職員たち、頭が下がるような、頭のいい人ばっかりいる。そういったみんなの英知を結集しながら、このウィズコロナ時代、どうやったら乗り越えていくのか。そして、高齢者の方々がこの葉山に住んでよかったなと思える町をぜひともつくっていただきたい。教育長におかれましては、本当に一生懸命葉山の町の教育、子供たち、また生涯学習ということで御尽力いただきまして、本当にありがとうございました。ぜひともその情熱を次の方に伝えていただきたいと願っておりますし、葉山のことを忘れないで、こういった葉山はすばらしい町があるんだよと。また、陰性を引きながらでもいいから、こんなところが落ちているんじゃないかい。たまにはいろんな声をかけていただけるとうれしいなと思っております。お辞めになる幹部の方たちも、本当に行政としてじゃなくて、一人の葉山の住民としてね、いろんな葉山町のために尽くしていただくことをお願いをいたしまして、4分残しました。終わりにいたします。ぜひともお願いをいたします。ありがとうございました。