更新日:2017年04月02日

議会活動

29年度

町長施政方針を質(総括質問)

○12番( 笠原俊一君 )おはようございます。12番 笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、これより総括質問を行います。

 昨日に引き続き、7番目ということで質問も重複していると思います。しかしながら、6年目に当たる町長がどのような思いで町政運営を行うかただしていきたいなと、このように思い、わくわくしているところであります。

質問の要旨は、全体的にはこのような方向で質問を行いますよということで通告をさせていただいております。なお、答弁者欄は単に失念しただけで、誰も答えなくていいということで書いてないわけではありませんので御了承いただきたいと、このように思います。それでは始めさせていただきますが、あしたから実質的に予算の特別委員会が始まります。この、私も含めて総括質問が少しでもお役に立つように願い、そういう思いを込めて質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

まず、神奈川新聞の2月8日、葉山町の予算案、過去10年で最大規模。葉山町は7日、2017年度当初予算を発表した。一般会計は5年連続の増額、総額も過去10年で最大規模となった。山梨町長は公共施設の更新や維持補修費が積み重なったと説明した。町立小学校の給食を一括調理する給食センターの整備が本格化、設計業務委託などを関連事業費として、計約6,000万円を計上した。そのほか保健センター空調設備の改修工事や、都市計画道路一色下山口線の整備工事なども重なり、投資的経費が15.7%伸びた。人件費は4月から地域手当を国基準と同率の6%に引き下げるため1.9%減少したということで、町長が6年目に当たりますので、その中では過去最大級ということも含めてなります。前任者の4年間よりもはるかに多くなったということの理解ができるんじゃないかなと期待をしているところであります。そんな思いを込めながら、これから質問していきますが、いろんな資料、今までちょっと勉強しすぎちゃって、わけがわからなくなってる部分がいっぱいあるんですけども、そんな中で、特に町長の施政方針捉まえて質問をしていきます。

まず、1ページ目に施政方針の中で町の強みというんですかね、今、畑中議員からも質問がありました。多分、この葉山町の強みというのは、要は町の人材あるいは町長が持っている職員の人材、単なる「材」じゃなく財産の「財」を想定しながら山梨町長はこういう人材がたくさんあるということが葉山の町の強みなんだなということでお書きになってるんじゃないかなと、勝手に想像しながら町長の発言を聞いてますと、そういうことに至るんですけども、いかがでしょうか。

○議長( 近藤昇一君 )答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )先ほどの議論にも申し上げさせていただきましたが、やはり何よりも人を大切にすること、人が財産であるということが私の基本にございますので、おっしゃるとおり人を大事にすることが葉山の一番の強みになるというふうに言いかえてもいいかもしれません。

○12番( 笠原俊一君 )あのね、一般的にはそういうのをね、端的に言ったほうがいいんですよね。行政の首長は。葉山のすばらしい人材、職員の優秀な人材が、この葉山の町を生かすんだと言っていただいたほうがすっきりしてわかる。非常に表現がね、抽象的なんで、何を言いたい、何が強みなのかな。じゃあ逆に弱みって何と聞きたくなってしまう。弱みって何ですか。そういうふうに聞きたくなってしまうんですね。

 それで、それは結構です。また後で言うかもしれません。この中で、5段目に協力体制の中できた、さまざまな可能性や新たなニーズ。このニーズというものは何を指していってられるんでしょう。具体例があれば教えていただきたいんですけれども。

○町長( 山梨崇仁君 )今、突発的にぱっとニーズと言われてですね、思いつかないんですけれども、ただ、可能性という非常に前向きな御発言をいただく中に、ここの地域のこの町内会館をこの公園に移してほしいとかですね、細々とした、そのほうが地域にとっていいんだというニーズはたくさんいただいてることも事実ではあります。申し上げたかったのは、いろんな皆様とお会いしてお話しをしていると、本当にさまざまな課題を感じられているという中に、逆にさまざまな可能性のある話もたくさんあるということを、ここに2つの比較対象で申し上げさせていただきました。

○12番( 笠原俊一君 )町長自体が書かれたものですからね。私が質問する立場ですから。協力体制の中で見えてきたさまざまな可能性や新たなニーズに向かい合っていきますと…向き合っていくと。こういう、いわば葉山の強みを伸ばす挑戦をしてまいりたいと思いますと、こういうふうに書いてあるんですね。私、これ全部読まさせていただいて、何回も何回も読み返して、過去の施政方針から比べても総論とすればね、非常に山梨町長らしいソフトな、そして葉山の町民と、要するに一体となった行政と町がコラボレーションするようなね、一体となったまちづくりが必要なんだと。これはどこの町村でも三位一体の改革からはそういった方向で間違いではないんですけども、さりとて、やはり行政の長ですから、こういったものはこういうふうにしてついて来いというようなイメージがあってもいいのかなというのは思いがあるんですね。どちらかというと、過去の首長さんというのはフォロミーでついて来いというのが多かったわけですから、それが今、いろんな財政的な見地からも町だけでは立ち行かない。サービス面についても、あるいは先年度から始まっているごみの収集についても、町民の皆さんの協力ができなかったらばできないということですよね。ですから、当然、ただし税金をいただいてるという者という考え方からすると、私は過去ね、何で税金を払うんだ、町民の側からすると。それは、町民サービスを向上してもらいたいから税金を払うんだよと。昔、道がないところに道普請をして、労役ということでね、みんなでやったりすることはありましたけども、ないところはやっぱりそういう公務員の方々にお願いをして、それが町と町を結ぶ道ができて交易ができたり、そういう歴史が物語ってるわけですよね。ただし昨今では、視察に行ったところでは共創して道普請をする。それがおらの町の共創なんだというところもありますからね。そういう町も、過疎の町では自分たちみずからがそういったものを考える町もあるということは知っております。

 さて、先に話を進めていきます。そして次に、いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりに全力を掲げて取り組んでまいります。この、いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりというのはどういうことなのかね。具体的に言っていただきたい。例えば、昭和40年から50年代にかけては、特に葉桜・イトーピアの開発があって、そこに東京都の職員の方々が住んでもらえるような仕組みをつくって、人口が大幅に伸びたということは総合計画あるいは都市マス等々にも記載があります。新たな、これ人口問題に直結しますのでね、若い方が子供を育てながら、そういう一番大事な、働く15歳からの労働人口…年齢人口というんですかね。そういう方が葉山に越してきていただいて税金を落としていただく。それが一番理想なんですけれども、ピラミッドが逆転ピラミッドで、今、だんだん65歳以上、私もその仲間になってしまいましたけれども、高齢化が多くなって高齢者が多くなって、小さい子が多くなって、真ん中の層が少ない。これは大変難しいところなんですけども、今、町長がこの掲げているものの中には、そういう若い人がいかに来ていただく知恵を絞っていただくかというお知恵の中も書いてあります。ですから、それでは、具体的にいつかは葉山へという具体な葉山像というのはどうなんだと明確に言っていただけるとありがたい。もちろん、それは総合計画や都市マスの中にも葉山はこうあるべきだと書かれてますから、それでもいいんですけども、こんなところをこうしたら、もっと住みよくなるよというものがあれば、一つでもお知らせいただければありがたいと思いますけども。

○町長( 山梨崇仁君 )いつかは葉山へという考え方の具体的な、まずターゲットについて申し上げたいんですが、確かに言葉の印象から、言葉を発するほうからすると、年配層をターゲットと思われるかもしれませんが、実際に自分の定住する場所を探す、また、自分自身がではなくて家族と一緒に住む場所を探すときに、例えば子供の子育て環境がいいところ、それは行政的なサービスではなくて、子供を安全に遊ばせておける、安全に自然に親しんで情緒豊かな子供に育ってもらえる、人に囲まれて育ってもらえるような場所として考える世代、つまり30代、今、若干おくれて40代がですね、葉山に移り住んでもらえるときに、いつかは葉山へと思ってもらえれば、それこそが笠原議員と同じように一番ありがたい、私もとこだと思っております。その世代については、町からのアプローチとしては、今、インスタグラムや、要はインターネットを使ってですね、情報を検索する時代ですので、そこにアプローチすること、また、もう少し早い段階で京急さんの「女子旅きっぷ」さんのようにですね、若い世代の方々、女性を中心に知ってもらうことで町の引力を強めていければ、これは行く行くは「いつかは葉山へ」が葉山に住んだという形に実現するんじゃないかと思っております。

 次に、ターゲットに対して私たちが発信する価値として一番大事なことが、繰り返しになりますが、行政施策が何かこんないいものがあるんだということももちろん大事なんですが、そうではなくて葉山に実際に来たときにお会いした方、葉山にお住まいの方、もしくは葉山が好きな方にですね、こういうところがいい町なんだよ、こういうところが葉山っていいところでしょと言われること。また、逆に葉山の悪いところというところをですね、たとえ言われたとしても、気にならない程度のものしかないということこそが、実際に移り住もうという気持ちになる大きなきっかけじゃないかと思っております。繰り返しですけども、人をよくしていくこと、葉山に住んでる私たちがこの町を楽しんで好きになることが、そういった一番強い力になるというふうに思って、「いつかは葉山へ」という言葉を使わせていただきました。

○12番( 笠原俊一君 )もう私もね、葉山大好き。多分、この議員の皆さん、あるいはこの場にいる皆さん、葉山が大好き。我々の時代のときは、我が庵は相模の海を池にして、富士・江の島が庭の築山。いいところだね、どっちかというと私は山の手に住んでるんで、海見えないんですけども、やっぱり葉山を象徴する言葉だな、若いときには葉山の町のまちづくりということで、せせらぎの、森戸川のせせらぎの聞こえる町だとか、新善光寺の晩鐘とかね、セミの音の聞こえる下山とか上山口とかね。そういうイメージを抱いてずっと育ってきていますから、葉山大好きなんですよ。ですから、新参の町長よりも何十年も長く住んでますから、いいとこも知ってますし。イメージは、この読んでイメージはすごくわかるんです。多分、先ほど私の前に発言された方は私よりもっと長く住んでますから、よく、その辺は同じように思ってるんではなかろうかなと、このようにも思ってます。

でね、じゃあ首長として葉山の町に移り住んでもらうための直接的な行動。例えば税制を優遇するよとかね、過疎の町なんかありますよね。3年住んでくれれば住民税は無料とかね。どっかありましたね、そういう。だから具体で、具体策というのは考えてられない。先ほど女子旅のことだとか、外堀を埋めるイメージ的な、葉山のイメージアップはする。でも、それまた後で聞くんですけども、どの程度の実績が上がったかというのは調べてられますか。それ、次の質問…次の次のあたりの質問に入ってくるんですけども、女子旅の…これ今、話出ちゃったんで先やりますけどね。これ同僚議員からいただいて、下にあるそうですね。バス路線でどちらかというと海岸線を歩いて、これ葉山のいいところを見ていただいて、食べて、お土産をもらって帰るということなんですけども、京急さん仕掛けてますから、それで葉山のお店で、この方々がお土産もらって使ってますよね。統計的にどのぐらい、これスタートしてから来町者あるんですか。経済効果はどのぐらいだったんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )京急さんの情報ですので、数字でおよそというものはいただいてるんですけども、他の切符とのかかわりもある中で公表はしないでくれというふうに言われてるので、この場での回答は差し控えたいと思います。ただ、かなりの数がいらっしゃっていただいているということは把握しておりますし、また、今、経済効果というお声をいただきましたけれども、数字には書いてはございませんけども、商工会、また商店街の方々と交流する中では、かなり潤っているということは伺っております。

○12番( 笠原俊一君 )本来的であればね、こういうのを仕掛けるのであれば、いや、これによってどの程度来たよ、経済効果はこのくらいあったよとやらなかったら、ごみだけ落としていくのっていう質問が出てしまう。観光客というのはいい面、悪い面があって、こんなこと言うと失礼になっちゃいますけど、できれば、こういう女性の方々が葉山をPRしてもらって、葉山にほんと年間で何億ぐらい落ちたよとかね、泊まる人もいたよ、葉山に別荘を買った人もいるよとかね、できれば調べておいていただきたいと思うんですよね。町も知らない、議員も知らない、話にならない。できればそういったことも必要ではないかなと私は思います。

 先に話を進めていきます。町長がこの書かれている中では、2ページ目以降、神奈川県あるいは国においても、一緒になって何かをやっていこうというような思いが、ちょっと酌み取れました。神奈川県は非常に財政的に厳しい。神奈川県においても年度内の県税収入の増で、翌年度の財源不足を賄う状況が、自転車操業やってるよというような言い方かななんて思うんですけども、失礼なことになるので、そういうような神奈川県の財政状況も書かれております。

それでね、その先のことに移っていくんですけども、この神奈川県の動向によって、この葉山に影響があるって書いてあるんですけども、どの程度、どの部分に財政的な影響が出てくるのか。財政課ではある面、把握してると思うんですけれども、でないと予測ができないでしょう。いかがでしょう。

○政策財政部部長( 小山 誠君 )今、議員がおっしゃられる県のほうの財政も厳しいということから、県においてもですね、基金取り崩したりしてということで財源確保する中で29年度の予算立てをしたというような状況もいただいております。当然、いろいろな諸事由があって県のほうも政策的な部分でですね、財源確保する中での取り組みをしていくということであります。町のほうにどのぐらいの影響があるというところにつきましては、私もちょっと細かいところまでのあれはしてませんけれども、多分に出てくる部分もあろうかというふうに思います。詳細の内容について、ここで申し上げられなくて大変申しわけないんですが、何らかの形でですね、若干変わってくる施策というか補助事業的な部分も影響があるのかどうか、今後、よくそこら辺もですね、精査していきたいというふうに思います。

○12番( 笠原俊一君 )特にね、私、心配しているのは、オリンピックのことじゃないんですね、私が心配しているのは。中央道の延伸、これに影響しちゃうんじゃないかなって心配してるんですよ。あれは国のほうの金になるのかわかりませんけども。それで料金所の無料化がどうなるのかということも含まれてくるので、やっぱり大事な大動脈ですからね。そういったことも動向も捉えながら、この部分だけは何とかやってよということでやっていかないと、今度は葉桜・イトーピアの方々の住民の安全ということにも重なってきますのでね。そういったことも含めてお考えをいただきたいと思います。これは、また予算の委員会等でまたやるかもしれませんけども、そういうことで、一つの動きがほかにも影響してくる可能性があるよということで、ぜひともよくリサーチをしながら必要なところはお願いをしていってもらいたいよということで、とどめていただければ結構でございます。

 それと、次の4ページで先ほどの女子旅のことに触れていきたいなと思ったんですけどね、できれば、先ほども、これも答えがあったんで結構なんですけども、ぜひ商工会だとかね、京急だとかリサーチしていただいてやっていっていただきたい。

それとね、先ほどHAYAMA STATIONのこと、建物の町部分が使う勝手のことがあったんですけども、これも昨年9月にオープンしまして、と言ったんだけど、あれ6カ月もおくれたんじゃないかと僕は言いたいんでね。本当は昨年の3月オープンだったはずなんだよね。それがおくれにおくれて9月になった。そうでしょ。だから、いろんな財政の影響あるいは、これは東北の震災だとか材料がおくれた、職人がいないとかいろんなものがあったんですけども、一つのことがおくれることによっていろんなとこに影響するよということが私が言いたい部分です。

次に、ごみ処理のことも先ほど言っていただいたんですけども、私のほうはどちらかというと、その先のことを話をしていきたいんですけども。これ、先ほど言ったように町長もおっしゃったように町民の力、一緒になって結束して、あるいは逗子とのこれからのパートナーシップということもなりながら、ごみの減量化に邁進していくと。こういったものを含めて結束力というのが葉山の強みなんだという思いが町長あろうと思うんですね。それで、この、ここに書かれている部分のことは1点だけ、5ページですかね。容器包装プラスチックや剪定枝に広めていくつもりであるというような書かれ方が、相互にそれがメリットとなる協力関係を築いてまいりたいと考えておりますと。この、おおむねのスケジュールというのはわかりますか。まだ全く未定でしょうか。

○環境部部長( 伊藤義紀君 )本来、試行がですね、予定どおりに始まってれば次のごみの品目ということで協議に入ってたような状況でございます。ただ、御案内のとおりですね、今回、鉛成分その他化合物が排出されてしまったと、検出されてしまったということで、今、ちょっとそこは一旦ストップしているような状況もございます。ただ、例えばいろんな経費の算出、それからいろいろ約束事の取り交わしに関しては、まずはその1として行うべく可燃ごみについて、こういう考え方に基づいてというところで協議を進めてまいりましたので、それについては公式というような表現も山梨町長してございますけれども、そういうものに当てはめて、これから他品目についてもその公式にのっとった形で協議を進めるということで、若干、その1についてはですね、所要時間を多めになることは、その当初からある程度の予想がされてたというところでございます。ですから、今回の件が一段落して逗子市さんのほうの受け入れ態勢がですね、整った状況が見え始めてきた段階で次のものということに協議を進めてまいりたいというふうに考えております。

○12番( 笠原俊一君 )今の段階ではストップしてると。ただし、同じ方向で、この中に書いてあるとおり一自治体で全て完結するんじゃなくて、いろんなものを、施設も含めてね、使えるものは使いっこしようよというような書かれ方もしていると思うんですけども、できれば、お互いに早急にうまくいくことを、職員一丸となって葉山の人材ですからね、よろしくお願いしたいと思います。

それとね、あとね、せっかくマイクあるんだから大きい声で言ってほしいね。私、ここに来るとよく聞こえるんだけど向こうの席だと本当に聞こえない。だから、自信がないからそういう小さいのか性格なのかね、ちょっとわかりませんけども、飲んでるときには大きい声でというんじゃなくてね、やっぱり議員が質問しているんですから、議員が聞き取れるように、年取ってる議員、私たちを含めて老人愛をもって発言をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

それと、次に移ってきます。それと全国のコンビニエンスストア、これも5ページにあるんですけれども、住民票や戸籍抄本がとれる仕組みということで、これ、神奈川県の町村会でお話をされてるということなんですけれども、こういう自治体の事例というのがあるんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )今、手元に資料がないもので、明確に何件と申し上げられないんですが、全国で行っております。県内でも市を中心に幾つかやっておりまして、横浜もことし年明けからですね、開始をしたということで、新聞にも報道されていましたとおりございます。

○12番( 笠原俊一君 )そうすると、前に私も調べたことがあるんですけども、役場に来る最大の人数というかな、来客者というのは目的は諸証明なんですよ、一番多いのが。ですから、これがどこのところでも使えるとなると、随分少なくなる。ですから、それによって窓口の考え方とかも変えていく必要が出てくるね。どこまでの諸証明を出すのかによって。全部かつては調べて何人ぐらい印鑑証明を取りに来た、謄本を取りに来たということがね、あるんで。今、税金もコンビニエンスストアの人ができるようになるんで、そうすると新たな、それを展開してからでもいいですけれども、人事配置ということも考えることができてきますから、当然そのことはわかってるよと言われてしまいますけども、頭の隅に入れて、余り慌てて先走ってしてしまうと、また直さなければならないということもあるかもしれません。一つの教訓としてお話をしておきます。

 あと、健康との取り組みということで、これは5ページにあったのかな。これは健康の取り組みのバックアップをいただくなどと、三浦半島の観光振興や町における健康の取り組みのバックアップをいただくなどというのは、これは何を指してるのかなと思って、これ、介護予防の、例えば水中歩きだとかありましたよね。水中ウォークだとか。そういったことも含まれてのことなのかな。それで、その施設を共同利用するような仕組みをつくってるのかなということで思ったんですけれども、全く見当外れでしょうか。

○福祉部部長( 仲野美幸君 )こちらの部分につきましては、今、笠原議員がおっしゃいました新規事業の水中ウォークではないんですけれども…水中ウォーキングではないんですが、三浦半島サミットの中で横須賀市のすこやかんを使わせていただいたりとか、逗子市のアリーナを使わせていただいたりということが含まれると思います。

○12番( 笠原俊一君 )健康との取り組みのバックアップということで、ほかにも近在の自治体と協力しながらね、やっていこうという姿勢のものが出てきてるんですけども、特にこの新しい新規事業でもって概要書の27ページだったかな、メモしておいたんですけども、そこに介護予防水中歩行教室となってるんで、教室となると、そういう葉山には教室ないなと思って、そういう多分、逗子の市には水泳、温水プールありますよね。あるいは横須賀のこれを使わせていただくのかな。あるいはまた、もしかしたら民間のそういうのができるのが国際村にロフォスじゃなくてセンターか、プールありますよね。そんなとこの利用のことを言われたのかなと思っていたんですけども、間違いじゃないということの理解でよろしいようですか。

○福祉部部長( 仲野美幸君 )水中歩行の件につきましては、逗子の市の施設ではなく、逗子のスイミングのほうに、逗子スイミングというんでしょうか、田越橋。あそこでお願いするように今は予定しております。

○12番( 笠原俊一君 )そうすると、民間の施設に補助金を出すというような形、行かれる方に助成金を出して行っていただくような形なんだ。それもいいんですけども、あわせて行政の持ってるもの、あるいは企業が持ってるものだとか使わせていただくというのは、そういうアイデアはいかがでしょうね。それは全然考えの中に入ってない。予算の委員会で言っていただいてもいいんですけどね。

○福祉部部長( 仲野美幸君 )すいません、答弁重複してしまうかもしれませんが、市、公共施設の持っているものはことしも引き続きすこやかんと逗子のアリーナ、そこは使わせていただく予定でございます。

○12番( 笠原俊一君 )了解しました。

 それでは次にいきます。8ページ、(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会。これ付属説明書のほうの55ページにたしか補助金が600万円と書いてあるんですけども、初めての団体で600万というのはかなり町長も気張ったなと思ったんですけども、どの程度のどういったことをお考えで、葉山の魅力を高める実行委員会、目的は先ほどからいろいろ言っていられるんでわかるんですけども、実行委員会ですから、例えばプロフェッショナルの方がコンサルに入るとか、そういうことではないわけですね。

○政策財政部部長( 小山 誠君 )この部分につきましてはですね、他の議員からも御質問いただく中で、今後、実行委員会のほうを立ち上げていくということで、今現在の段階ではですね、ワークショップをやっていく中でどういった形でですね、魅力発信ができるかというようなことで、PR事業ですとかイベントですとか、新規にどういった事業をやる中で町の魅力を高め発信ができるのかというような議論を今後させていただく中で、実行委員会のほうにですね、事業を委ねていきたいというようなことで、今、考えているところでございます。

○12番( 笠原俊一君 )おおむね、会員会数だとか構成する人数、何人ぐらいなんでしょう。

○政策財政部部長( 小山 誠君 )現段階の魅力を高めるワークショップということで御賛同いただいてる方が37名いらっしゃいます。その方たちの御意見等々お聞きする中で取り組みを考えていきたいというふうに思っております。

○12番( 笠原俊一君 )37人の方、どのくらいの回数やるのかなというのはわからなかったんですけども、ペットボトルのお茶ぐらい出すんでしょうからね。37人の方が100回もやれば600万になるのかな。360万…ちょっと回数もわかりませんけども、相当の回数をハードに懇切丁寧に会議も開く計画があるということの理解でしょうか。

○政策財政部部長( 小山 誠君 )ちょっと、私の説明が悪くて誤解を招く部分があろうかと思いますが、今、現段階のワークショップに参加いただいてる方が37名いるということで御理解いただいて、実行委員会の組織立てについてはですね、これ今後詰めていく部分かなというふうに思っておりますので、人数的な部分ですとかその運営自体をですね、どういうふうにしていくというのはこれから詰めていくところでございます。

○12番( 笠原俊一君 )細かいことは、それでは委員会のほうでじっくりとやっていただければと思います。

 あと、もう幾つか聞きたいんですけれども。あと、この8ページにある葉山の上質な空間、気品のある葉山の魅力。これは町長、どこの地域をイメージしてお考えで、こういう上質な空間がここいら辺なんだ、気品のある葉山の魅力というのはここいら辺なんだという場所的なイメージは持ってますか。決してそれ、長柄のほう言われなかったからって怒るわけじゃありませんから、イメージをしている上質、気品、どこいら辺のことを考えているんでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )どことは非常に申し上げにくいところはあるんですが、それぞれに空間として上質なものもございます。もちろん海岸線はもとより御用邸周辺も当然のことです。また、山合いに入りましても美しい情景がさまざまございますので、また、今回山を活性化していこうということもございますから、そういったことも念頭に置いてつくっていきたいというふうに思います。また、少し小さな規模で、例えば個人のお宅にお伺いしても葉山の方は非常にすばらしいガーデニングや家の中もですね、いろんな国の文化を取り入れたりするお宅もございますので、それこそが葉山の気品を織りなしていく人の原資なんだなというふうによく感じることもございます。

○12番( 笠原俊一君 )かつて視察にも行きましたし、個人的にも行った小布施の町はね、いろんな洋館の有名な町があって、花が植えて庭があって道路が公なんですけども、その花のあるお庭って個人の家なんですね。その人の家のお庭を町全体の景観として捉えて、町長のお庭もみずから開放して、どうぞ花を見ていってください、裏木戸から出て回っていくようなね、観光の道にしてるんですよね。ああいったもの、上質な空間かなというイメージはするんですけども、ぜひ町長も庭きれいにして、そういう努力もまずやって。それとね、今、イメージしているのは多分そうだろうなと思ってるの。実は葉山に御用邸ができて政財界が来られたときに、東京のファッションだとか入れて、夏の海岸で初めて、昔はそういう水着、ああいうのも上質な空間と言えると思うんですよね。先進の方々が来られて、着るもの、食べるもの、見るもの、そういったもの含めて葉山が培ってきた、昔の本当に農家だった、漁師だった人たちがそういう人たちと触れ合いながら、今言う上質な空間や気品のある町の魅力という一つになってきたんだなと思うんですよ。今、町長みずからおっしゃった夏の森戸海岸線。ぜひね、夏の海岸線、上質な空間、入れ墨、ならないように、夜の音はうるさい。上質の空間をいろんなところでつくる努力をしてください。それも多分質問に総括の中で、委員会の中で言われるだろうなと私は想定してます。期待をしながら考えて、よくなる方策を考えてください。

 それで次、下水道のことも少し触れていきます。それで、10ページですかね。10ページに下水道においては10年概成により市街化区域による下水道施設計画の計画を訂正しますが、それに伴い市街化調整区域の排出の徹底に、きれいにするため合併浄化槽転換の促進補助を  を行いますということで書いてあって、まず、これは公共下水道課とすると、多分3団地、これ質問出たのかなと思ってあるんですけども、3団地のことを主に公共下水道課としては邁進していくという考えでよろしいんでしょうか。

○環境部部長( 伊藤義紀君 )3団地ではございません。まず、3団地については、一度に全部接続すると流入量が急激にふえるということがございますので、これに浄化センターの機能のアップも必要になりますので、それについては平成35年度以降というふうに考えております。今、予算書をごらんいただければわかると思いますけれども、まずは下山口地区の導入可能性について調査をしていくということでございます。

○12番( 笠原俊一君 )わかりました。それでね、あとは合併浄化槽の件については、この補助金を大きくしますということで、これは…そうか、これにあったかな。負担金補助及び交付金の一覧表の中の15ページかな、にたしか、確かに大きくなってるなというのは書いてありました。それで、どこだ。前年度から比べると大幅に…ちょっと待ってね。過去のものがあって、その中に書いてありました。7倍ぐらいの…前年度7倍ぐらいの予算を投じて補助金を出していくということが計算上ではあるなというふうに思いました。それと、付属説明書の中の97ページ、これは環境課になるんだっけな。細かいことはまた委員会でやってもらうんですけども、言ってるのも十分細かいよと言わないでくださいね。97ページに新規でもって改装の増改築のところには補助金が22万1,000円だとか、こう書いてあるんですね。それと合併処理浄化槽維持管理補助費として市街化区域は7,000円、市街化調整区域が1万7,000円の補助金を出しますよということで、これのことを指して、この補助を大きく行うということの意味だろうと思っているんですけれども、間違いないでしょうか。

○環境部部長( 伊藤義紀君 )はい、そのとおりでございます。

○12番( 笠原俊一君 )ありがとうございます。

それと、次に11ページ。振り込め詐欺の防止装置の購入費ということで、これはきのう石岡議員がいいことだねとすぱっと言ってしまったんですけども、私ちょっと疑問なんですよね。これ、振り込み詐欺の購入助成費ということで70万2,000円。100台。1台当たり2,000円の自己負担金ということでたしか高齢者の方々を主に100人予定していると思うんですけども、100台で足りるのかしらという思いがあるんです。高齢者住宅って100軒しかないの。どういう基準で100台としたんでしょう。

○総務部部長( 太田圭一君 )県内でもこの事例が初めてなので、試行としてとりあえず100台を想定して事業を進めていこうと考えておりました。

○12番( 笠原俊一君 )自己負担の2,000円っていうのは、雑入か何かで書いてあったけど、もっとだって欲しい人もいるんじゃない。いっぱい。高齢者って書いてないから一般の家庭でも振り込め詐欺怖いよという人もいるんじゃないの。何で100台かがわからなかった。もっと、かつてだってFMの緊急放送、あのとき配ったのは200台だったよ。減っちゃったのかね。いかが。

○総務部部長( 太田圭一君 )台数の多寡はいろいろございましょうがですね、試行としてですね、まずは100台ということで進めさせていただければと考えております。

○12番( 笠原俊一君 )優秀な人材の太田総務部長が試行でと言うんだから、うまくいけば次もやってくれるんだろうなという思いで聞きました。うまくいったらやってよ。お願いしますよ。初めて葉山の町が100台やったよ、高齢者住宅何千あるよ。何だ100台、そのうちの100人かよ。葉山ってそんな町じゃ、しゃれにならないね。さすが葉山だねと言われるように、ぜひ、とりあえず試行ですからいいですけども、さすがと言われるのがいいなと私は思います。

 それでは、あとほかにもいろいろ、ここまでがしてメモがいっぱいあったんですけど、何を聞こうとしたんだっけな。それで今回のね、全体像の施政方針については、そういうことで町長が住民の方々と、あるいは職員を交えながら一体になって進めていく。外堀もいろんな形でマスコミさんなど通じたり、いろんなところで進めていくということはわかるんですけども、それには葉山の町の住民の方々に、葉山の町はこういう町で生きてますよということをPRする必要があるんじゃないかなと私は思ってるんです。でね、そんなときに去年配付された都市計画マスタープランにね、3プランの26ページにマスタープランとしての将来都市像等がありまして、海と緑と笑顔がとわに輝く都市・葉山。私ね、前から憲章をつくれ…総括質問ですからあれなんですけどね、憲章というものをつくることによって住民と一体になるようなイメージが湧くよ。憲章つくってないのはここら辺だと葉山しかないじゃないの。私が憲章のかわりですから、私を見てれば大丈夫ですという町長じゃないんだから、いろんな年寄りから小っちゃい子からね、町長自体を理解する年齢層あるいは範囲というのはある程度しかないと思うんですよね。葉山の町が、住んでる人たちがみんなが、この葉山の町はどういう方向に行くんだ。いろんな形で総合計画にも書いてありますよ。でも、表に向かって葉山の憲章というものみたいなのをつくると、出すといいんじゃないかなと私は思ってます。いろんな町行ってね、この憲章読んで、これいいのあるじゃない。横山さんのときね、待寺君と伊東圭介君も、この委員会のメンバーでつくったんじゃないというようなイメージで読んでたんだけど、海と緑と笑顔がとわに輝く都市・葉山。葉山の町の最大の魅力である豊かな自然環境を保全します。誰もが笑顔で安全・安心して快適に暮らせる都市づくりを進めます。人口減少社会の到来を見据えた効率的で持続可能な都市を目指します。地域の個性が尊重される住民主体のまちづくりに努めます。いいじゃないの。これも、もちろん表紙あければあなたの顔が出てるんだし、こういう町をさっきの標語みたいにして住民の方々にいろいろ話をしながら、この町長が施政方針を掲げたものはプラスすれば非常にマッチしているように私は考えておりますので、つけ加えて総括質問を終わりますけれども、何か一言ありますか。

○町長( 山梨崇仁君 )御質問ありがとうございました。今の最後の憲章という言葉におかれましては、姉妹都市の草津町が「歩み入るものに安らぎを去りゆく人にしあわせを」というお言葉を掲げておりまして、これはもちろん役場にはもちろんですけれども、小学校だったりとかホテルの各館にあったりとか、非常に浸透しておりますし、聞く者にとってすばらしい言葉だなという印象を持つものだと私は思っております。葉山町を象徴する言葉として、できましたらあのように短くですね、すっと出てくるような言葉としてまとめられたらいいなということは常々思ってはいるところなんですが、なかなかそこに集約するのも難しいところもございます。機会を捉えて、そういった言葉というものをですね、大切にして葉山町の皆さんに通じるような、また、町外に発信できるような最大公約数といいましょうか、適した言葉があればですね、ぜひ、皆様と引き続き議論をしていきたいと思っております。ありがとうございました。

○12番( 笠原俊一君 )ありがとうございました。ぜひとも、町長の今の姿勢というのは、いろんな方々のお力を、また能力をフルに発揮しながら、みんなで一緒にこのいい町をつくっていこうよ。こういうものが読み取れますので、ぜひ、この目的に向かって我々も一緒にそういった意味では努力しますので、協力もいたしますので、一緒になっていいまちづくりのためにことし29年度頑張っていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。

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